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Developers CAREER Boost セッションレポート(AD)

せっかく磨いたスキルなら成長産業で発揮しよう! 複数企業でのCTO経験から語る、エンジニアのキャリアに大切な事

【B-8】エンターテインメントキャリア(eスポーツ、ゲーム、アニメ・・・)へ! 日本のエンタメカルチャーを世界に広げるNEXT JAPAN プラットフォームを開発しよう!

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 エンジニアが現在の仕事に疑問を抱き、新しい道を模索しようとするとき、どんなことを重視するだろうか。経験を積んで身に付けてきた技術は、簡単に変えられるものではない。TEG株式会社でCTO兼デジタル統括部長を務める小林学氏は、エンジニアとして磨いてきた技術を、どの産業で役立てれば良いのかを考えると良いと語る。縮小していく一方の産業で、エンジニアとして働いていても将来に希望を持つことは難しい。それならば、これから成長する産業でエンジニアとして活躍したほうが良いということだ。では、今後の日本でどのような産業が成長し、今後の日本を支えるようになるのだろうか。小林氏はエンターテインメント業界を例に挙げ、そこでエンジニアがどのような形で活躍できるのか、例を挙げながら解説した。

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「観光」と「IP」、なぜこの二つが成長産業なのか

 東京タワーの下にある5階建てのビルに、プロジェクション・マッピングやAR、VRなどを駆使したアトラクションを楽しめる「RED° TOKYO TOWER」というテーマパークがある。最新のeスポーツ向け機材も揃えており、大会も開催できる。この施設を運営しているのが、小林氏が所属するTEG株式会社だ。

 小林氏はこれからの日本では、観光とアニメやゲームなどのIP(Intellectual Property:知的財産)の産業が伸びると語り、観光とIPを掛け合わせた結果、東京タワーの真下でテーマパークを開くことになったと、RED° TOKYO TOWER開業のいきさつを明かした。

これからの日本で伸びていく観光とIPの分野で事業をすると決めた
これからの日本で伸びていく観光とIPの分野で事業をすると決めた

 TEGの設立は2020年12月。そしてRED° TOKYO TOWERの開業は2022年4月。まだまだ産まれたての会社だが、事業の方針は今後数十年を考えて決めたと小林氏は語る。現在、日本で強い産業と言えば自動車だ。今後も自動車産業は強い産業であり続けるだろう。しかし自動車産業は現在、電気自動車への移行という業界始まって以来の大転換期を迎えている。電気自動車への移行において、日本の自動車産業が後れを取ってしまい、産業として強いものでなくなってしまう可能性も否定できない。

 そこで小林氏たちTEGのメンバーが目を向けたのが観光とIPだ。日本のアニメにはすでに世界に受け入れられているものも多くある。そして、まだ世界には知られていないが、世界に受け入れられそうな作品もたくさんあると小林氏は言う。ゲームの世界を見ても、日本のゲームは世界で求められる存在になっている。

東京eスポーツゲート株式会社 CTO デジタル統括部長 小林学氏
TEG株式会社 CTO デジタル統括部長 小林学氏

 そして、日本政府は外国からの観光客を増やす方針を掲げており、関連する政策を打ち出している。新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、この計画は中断を余儀なくされたが、入国制限緩和後はRED° TOKYO TOWERを訪れる外国人観光客は増えている。

 以上のような事情を考えると、日本では今後、産業として観光とIPが強くなっていくことは確実だと小林氏は断言する。そう考えて、TEGでは観光とIPの領域で事業をすることを決めたという。さらに、日本のカルチャーやクリエイター、eスポーツのプレイヤーを世界に発信していくことも事業計画として掲げた。現在はRED° TOKYO TOWERを拠点にしてeスポーツの領域を中心に事業を進めているが、今後は日本のエンターテインメント全般を世界に発信していくとしている。

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最先端の技術で日本のコンテンツを世界に

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この記事の著者

笹田 仁(ササダ ヒトシ)

 フリーランスのライター、編集者。IT、特にソフトウェア開発の話が好きです。 趣味はドラムを叩くこと。コロナ騒ぎでリハーサルスタジオに入りにくくなり、ちょこちょこと楽器を買うことでストレスを解消していたら、いつの間にか置き場所に困るほどになってしまいました。

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