米Dockerは、Windows/macOS/Linux環境にてコンテナ化したアプリケーションとマイクロサービスの構築および共有を容易にするDocker Desktopの最新バージョンとなる「Docker Desktop 4.18」を、4月5日(現地時間)にリリースした。
「Docker Desktop 4.18」では、前バージョン(4.17)で導入された、イメージの脆弱性を可視化して迅速な修正を推奨する「Docker Scout」に、脆弱性のクイックビュー、コマンドラインにおけるイメージに対する推奨事項の表示、BuildKit SBOMの使用による修復ガイダンスの改善、イメージを比較するプレビュー機能が追加されている。
さらに、コンテナ内のファイルを確認したり、すばやく置き換えたりする必要がある場合に、コンテナファイルエクスプローラを使用することで、Docker DesktopのUIからコンテナ内ファイルの確認や置き換えを直接行うことができるようになった。
ほかにも、macOSにて開発者が管理者権限なしでのDocker Desktopのインストールを可能にするとともに、Dockerfiles、Composeファイル、.dockerignoreといった必要なアセットを自動作成することで、Dockerをすばやくプロジェクトに追加できる「docker init」コマンド(ベータ版)の追加、Docker Compose File Watchで新しいx-developセクションのサービスへの追加を可能にするなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です