.NET Framework 3.5で追加されたBase Class Library
.NET Framework 3.5をインストールすると、2.0、3.0で既に提供されているクラスに対しても機能追加が行われます。これらの追加クラスを含んだバージョンはSP1として扱われます。
当然ですが、SP1対応の機能を利用したアプリケーションはSP1未対応の2.0、3.0では動作しませんので、注意してください。
以下、追加のBase Class Libraryの中からSystem.Web.UI名前空間の追加についてまとめます。
列挙型
- CodeConstructType
PageParserFilterクラスのProcessCodeConstructメソッドで解析できるコードのコンストラクタを指定。
CSS
- CssClassPropertyAttribute
クラス。デザイン時にCascading Style Sheet(CSS)編集機能をプロパティに追加。
キャッシュ
- OutputCacheParameters.VaryByContentEncoding-getter
プロパティ。キャッシュエントリーを変更するのに使われる文字セット(内容のエンコーディング化)のコンマで区切られたセットを取得。
- OutputCacheParameters.VaryByContentEncoding(String)-setter
プロパティ。キャッシュエントリーを変更するのに使われる文字セット(内容のエンコーディング化)のコンマで区切られたセットを設定。
パーサー
- Page.InitOutputCache(Int32,String,String,String,OutputCacheLocation,String)
メソッド。現在のページリクエストのために出力キャッシュを初期化。
- PageParserFilter.AddControl(Type,IDictionary)
メソッド。現在のページパーサー位置に、ページコントロールツリーのControlBuilderオブジェクトを追加。
- PageParserFilter.GetNoCompileUserControlType()
メソッド。ダイナミックにコンパイルされないページかコントロールのために使われなければならないTypeを取得。
- PageParserFilter.Line-getter
プロパティ。ファイルで現在解析されている行番号を取得。
- PageParserFilter.ProcessCodeConstruct(CodeConstructType,String)
メソッド。コードブロックが以降のパーサーフィルタによって処理されなければならないかどうか。
- PageParserFilter.ProcessDataBindingAttribute(String,String,String)
メソッド。パーサーフィルタが属性の式をバインディングしているデータを処理するかどうか。
- PageParserFilter.ProcessEventHookup(String,String,String)
メソッド。イベントハンドラがパーサーフィルタによってさらに処理されなければならないかどうか。
- PageParserFilter.SetPageProperty(String,String,String)
メソッド。プロパティをTemplateControlクラス(Page、UserControl、MasterPageコントロールを含む)から派生するコントロールに設定。
テンプレート
- TemplateControl.ParseControl(String,Boolean)
メソッド。ParseControl(String)のオーバーロード。
HtmlTable
- HtmlControls.HtmlTableBodySection
クラス。HtmlTableコントロールのtbody要素に相当。
- HtmlControls.HtmlTableBuilder
クラス。HtmlTableコントロールをビルドするために、パーサーと相互に作用。
- HtmlControls.HtmlTableFooterSection
クラス。HtmlTableコントロールのtfoot要素に相当。
- HtmlControls.HtmlTableHeaderSection
クラス。HtmlTableコントロールのthead要素に相当。
- HtmlControls.HtmlTableRowBuilder
クラス。HtmlTableRowコントロールをビルドするために、パーサーと相互に作用。
- HtmlControls.HtmlTableSectionBuilder
クラス。HtmlTableBodySection、HtmlTableFooterSectionか、HtmlTableHeaderSectionコントロール(HtmlTableコントロール部分)を構築するために、パーサーと相互に作用。
BoundField
- WebControls.BoundField.HtmlEncodeFormatString
プロパティ。フィールド値を BoundField オブジェクトに表示する前に HTMLエンコードをFormatStringするかどうか。
CheckBoxField
- WebControls.CheckBoxField.HtmlEncodeFormatString
プロパティ。フィールド値を CheckBoxField オブジェクトに表示する前に HTMLエンコードをFormatStringするかどうか。
WebZone
- WebControls.WebParts.WebZone.PartChromePadding
プロパティ。WebPartコントロールの内容と、コントロールのボーダー間の距離。
Base Class Libraryは他にもいくつかのクラスにメソッド・プロパティ、クラスなどの追加が行われています。詳細な情報はこちらに表でまとめられているので興味がある方は参照ください。
まとめ
今回はASP.NET AJAXとBCLに関するVS 2008(ASP.NET 3.5)での新機能/変更点を紹介しました。なお、今回紹介した新機能は「ベータ」段階のものです、本文中にもありますが、正式版でも現時点では利用できない機能などもあります。十分に注意をしてください。
