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コミュニティ主導による機能フラグ標準化を実現するOpenFeature、CNCFのインキュベーティングプロジェクトに

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 Cloud Native Computing Foundation(CNCF)の技術監視委員会(TOC)は、さまざまな機能フラグ管理ツールとの互換性を備えた、ベンダに依存しないコミュニティ主導による機能フラグ用APIを提供するオープン仕様であるOpenFeatureを、CNCFのインキュベーティングプロジェクトとして受け入れたことを、12月19日(現地時間)に発表した。

 機能フラグは、ソースコードを変更することなく製品またはサービスにおける特定の機能、またはコードパスの動作を有効化/無効化、あるいは変更できるようにするソフトウェア開発手法で、OpenFeatureによる機能フラグの標準化によって、共通インターフェイスでツールとベンダが統合され、コードレベルでのベンダロックインを回避するとともに、コミュニティ全体で共有可能な拡張機能や、統合を構築するためのフレームワーク提供が実現する。

 メインコンポーネントは、.NET、Java、PHP、Python、JavaScript、Go、Rubyを含む、さまざまな言語のSDKがリリースされており、複数のプラットフォーム間でOpenFeatureにアクセスできる。また、CloudBees、ConfigCat、DevCycle、flagd、Flagsmith、Flipt、GO Feature Flag、Harness、LaunchDarkly、PostHog、Split、Unleashから、さまざまな言語に対応するサーバおよびクライアントプロバイダを提供している。

 機能フラグデーモンであるFlagDがリリースされたことで、OpenFeatureエコシステムが強化されたほか、プロジェクトのドキュメントは継続的に更新されているので、新たなユーザーやコントリビュータの学習曲線が短縮される。

 OpenFeatureは、あらゆる機能フラグ管理ツールまたは社内ソリューションと連携するよう設計されているため、プラットフォーム間のシームレスな切り替えや複数プラットフォームの統合が可能になり、CNCFエコシステム内でうまく統合できるほか、さまざまなプログラミング言語をサポートし、一般的なオープンソースプロジェクトとの統合も見込まれる。

 OpenFeatureは現在、さらなる標準化の推進に重点を置いており、OpenFeatureにおけるフラグ評価SDKの既存の定義に基づいて、プロジェクトはさらに2つの標準となる、リモートフラグ評価用のワイヤプロトコルと、標準フラグ定義フォーマットを検討しているという。

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