テストに関する工数の約25%を自動化! ビットキーが自動化ツールに求めたこと
テスト自動化のためにmablを選んだ理由について、三上氏は次のように説明した。
1つ目の理由は、ノーコード・ローコードで自動テストを作れること。コーディングに関する高度な知識がなくても、テストエンジニアが直接自動テストを構築できることが大きな利点だったという。2番目の理由は、ブラウザテストが作成できること。Webサービスが対象となるためこれは必須条件だった。3番目の理由は、スケジュールを設定して実行できること。深夜など好きなタイミングで実行でき、いつでもテストできることが良かったそうだ。
加えて、他のツールと比較してレスポンスが早く、動作が快適だった点も評価が高かったという。カスタマーサポートの迅速かつ柔軟な対応も印象的だったそうだ。
「サポートにはチャット形式で問い合わせできるのですが、朝10時くらいに質問してもレスポンスが1分以内で返ってきて、ユーザーとしての体験はかなり素晴らしいと思っています」(三上氏)
「そうなんですよ。インドのサポート部隊に私よりも日本語が堪能な人がいて。私の感覚ですが、質問をしようとエンターキーを押す直前に回答が来るくらい、そのくらい早いんです(笑)週1回程、言語交換会もやっています」(おだしょー氏)
続いて、三上氏はテスト自動化の1年間の実績について説明してくれた。
オフィス向けのworkhubでは月に1回リグレッションテストを実施している。このテストの実績が、テスト実施工数で165.8時間、テスト項目数で4122項目となっていた。それが、この1年で約25%自動化できたという。テスト自動化にかかった工数は970時間。平均すると1時間あたり1.1項目を自動化できたそうだ。
このほかに、テスト自動化に関するナレッジベースやガイドラインを作成したり、自社用のオンボーディング用に自社プロダクトを操作しながらmablの操作を学習できるコンテンツを作成したりといった活動に取り組めたと説明してくれた。
「あと機会に恵まれたおかげで、mablのコミュニティイベントにも登壇させてもらいました。mablの導入事例と使ってみての感想をコミュニティに共有できたことも、この1年の成果です」(三上氏)