レバテックは、20代・30代の女性IT人材 280名(正社員166名、フリーランス114名)を対象に実施した「女性IT人材のキャリアに関する調査」の結果を3月21日に発表した。
本調査は、2月5日〜9日の期間にWebアンケートで実施され、20〜30代の女性IT人材280名(正社員166名、フリーランス114名)から有効回答を得ている。
「子どもを持つ女性が働き続けるために、フリーランスという働き方は有効な選択肢だと思うか」という問いに対し、出産を経験された女性IT人材のうち66.7%の人が「そう思う」と回答した。理由として、「働く時間や場所を調整しやすいと思うから(52.8%)」が最も多く、「業務量を自ら調整しやすいと思うから(38.9%)」が続いた。
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実際に出産を経験された女性IT人材が実際に働き始めてから最も大変だったことについては、「子どもの急な体調不良など、急な事態への対応」が51.9%と半数を超える結果となった。働く時間・場所や業務量を調整しながら働くことが、育児と両立するうえでの鍵になると捉えている人が多いことがわかった。
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現在フリーランスとして働く20代・30代の女性IT人材のうち約7割が、「出産を経験したあともフリーランスとして働き続けたい」と回答した。その理由に最も近いものは、「働く時間や場所を調整しやすいと思うから(45%)」が最も多く、次に「業務量を自ら調整しやすいと思うから(42.5%)」が続いた。
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これまでに出産経験がなく、将来子どもを持つことを希望する20代・30代の女性IT人材のうち、約8割が「出産を経験した後も現在の職種のまま働き続けたい」と回答した。
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出産や介護といった今後のライフステージの変化については、子供がいない女性IT人材の50.9%が「不安がある」と回答している。その理由に最も近いものは、「一度仕事を離れると、再びやりがいのある仕事ができるとは限らないと思うから(36.5%)」が最も高く、次いで「自分の仕事には代わりがいくらでもいると思っているから(23.5%)」「困った時に頼れる人が周囲にいないから(19.1%)」が続く結果になった。
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女性としての今後のキャリア形成について相談できる相手がいるかについて、「いない」と回答した人は全体の56.6%だった。身近に相談先やロールモデルがおらず、今後のキャリアについて不安を抱えながら働いている人も多いことが伺える。
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