SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

DeveloperZine(デベロッパージン)- エンジニアの意思決定を支える技術情報メディア ProductZine

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

イベントレポート

AWSのチーフエバンジェリストが語る、ユーザーコミュニティの価値──「JAWS DAYS 2024」基調講演レポート

「LEAP BEYOND」への挑戦──JAWSコミュニティが創る未来とは

 JAWS-UGの事例については、メンバーの早川愛氏が紹介した。1つ目の事例は、早川氏が所属する野村総合研究所(NRI)のケースだ。同社では8年以上前から、AWSの社内勉強会を毎週継続している。これは元々、クラウドを専門に扱う部署が始めた小さな勉強会だったが、スキルアップを志すエンジニアたちの参加によって拡大した。この勉強会にはJAWS-UGのメンバーも多く参加しており、彼らが社外コミュニティのメリットを社内に広めることで、組織全体のスキル向上に貢献している。

株式会社野村総合研究所 エキスパートテクニカルエンジニア マネージドサービス推進部 AWS Partner Ambassador プロフェッショナル 早川愛氏
株式会社野村総合研究所 エキスパートテクニカルエンジニア マネージドサービス推進部 AWS Partner Ambassador プロフェッショナル 早川愛氏

 もう1つの事例はKDDIである。社外コミュニティの良さを伝えても、すべての社員がコミュニティに参加できるわけではない。KDDIでは、社員が社外コミュニティに参加するだけでなく、その価値観を持つ人々を社内コミュニティに迎え入れ、その知見を共有しているそうだ。この取り組みの一環として、Tech-in and Tech-onという活動がある。Tech-inはテクノロジーをテーマに社内のコミュニティ文化を醸成し、Tech-onは社外の技術者との連携を促進する役割を果たしている。これにより、外部の視点で自社を見直す機会を得るとともに、社員が興味のある分野で輝ける場を提供することを目指している。

 「社外コミュニティに参加することで、多様な視点を持つ社員が育ち、新しいアイデアやイノベーションを生み出す機会が増えます。『LEAP BEYOND』、つまり枠を超えることを実現する手段となり、企業全体のチャンスを拡大する効果があります」(早川氏)

 続いてバー氏は「AWS コミュニティビルダー」について説明した。これは、AWSの技術愛好者や専門家からなるグローバルなコミュニティであり、その主な目的は、AWSのテクノロジーを活用してコミュニティ内での知識共有や協力を行うことだ。そのなかで、より多くのユーザーの声を集めることが重要だとして、気軽なライトニングトークセッションを展開するイベント「Open Mic」を開催している。バー氏は、「これまでに27回のイベントが開催され、そのうち3回は日本でのイベントでした。これまでスピーカーになることを考えていなかった人々も、この舞台で自信と経験を積んでいます。聴衆の前で話したことがなくても、スピーカーになれる可能性があるのです」と述べた。

 またバー氏は、最初のJAWS-UGイベントに参加したことを今でも鮮明に覚えていると語った。時差ボケで眠気に耐えながらプレゼンテーションを行ったものの、最初のJAWS-UGイベントは成功を収めた。そして今回の「JAWS DAYS 2024」では、1000人規模の参加者が集まるイベントに成長している。これまでのJAWS-UGコミュニティの発展を見守ってきたバー氏は、未来にはさらに大きな興奮が待っているとし、参加者に次のように呼びかけてセッションを締めくくった。

 「ここにいる皆さんは、未来を定義し創造する人たちです。私は仕事の成果を数字で測っておらず、人々とのつながりを大切にし、皆さんと出会うことに価値を見出しています。今日一日、それが実現できることを願っています。ぜひ挨拶を交わし、お話ししましょう」(バー氏)

バー氏とJAWSとの思い出
バー氏とJAWS-UGとの思い出

この記事は参考になりましたか?

連載通知を行うには会員登録(無料)が必要です。
既に会員の方はを行ってください。
イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

大河原 由貴(編集部)(オオガワラ ユキ)

 2023年に新卒で翔泳社へ入社し、CodeZine編集部に配属。筑波大学生命環境学群生物学類卒。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/19452 2024/06/28 11:00

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー