ecloreは、同社の運営するSEO支援実績4300社を誇る「ランクエスト」が、Geminiユーザー150名を対象に実施した、利用動機や満足度、ChatGPTとの比較に関するアンケート調査の結果を、11月25日に発表した。同調査は、11月21日に行われている。
調査対象者に、Geminiを使うことを選んだ理由を尋ねたところ(複数回答)、「高品質なコンテンツ生成が可能だから」(47.3%)がもっとも多く、「業務効率化やプロセスの簡略化に役立つから」(38.7%)、「データ分析やレポート作成に役立つから」(30.7%)がそれに続いた。一方で、「他のAIツールよりも機能面で優れていると感じたから」(17.3%)や「GoogleフォトやGoogleドキュメントとの連携が便利だから」(24.7%)は、比較的少数派となっている。
Geminiのどのバージョンを使用しているかを尋ねた質問では、「有料プラン」(52%)が最多となり、「無料プラン」(44.7%)がそれに続いた。
Geminiの便利だと思う機能としては(複数回答)、「コンテンツ生成(文章や画像の作成)」(52%)がもっとも多く、以下「質問応答やリサーチサポート」(48%)、「Googleフォトとの連携(自然言語での写真検索や説明)」(44%)が続いている。一方、「Googleドキュメントとの統合(画像生成やビジュアルコンテンツ作成)」は19.3%に留まった。
Geminiと他の生成AIツールの利用状況を尋ねたところ、「Geminiとその他の生成AIツールを併用しており、メインはGeminiを利用している」(61.3%)が最多となり、以下「Geminiのみを利用している」(29.3%)、「Geminiとその他の生成AIツールを併用しており、メインは他の生成AIツールを利用している」(9.4%)が続いている。
他の生成AIツールではなく、おもにGeminiを利用する理由としては(複数回答)、「Geminiのほうがパーソナライズされた応答が可能」(42%)がもっとも多く、「Geminiのほうが生成されるコンテンツの精度が高い」(34.7%)、「Google製品とのシームレスな統合」(29.3%)がそれに続いた。一方、「UI/UXがGeminiのほうが使いやすい」(20%)、「価格やコストパフォーマンスがよい」(24.7%)の回答はやや少なく、「他のツールでは対応できない特定の機能がある」(4%)や「Geminiのサポートやドキュメントが充実している」(6.7%)は少数派だった。
ChatGPTと比較して、Geminiにおいて改善が必要だと感じる点を尋ねた質問(複数回答)では、「業界固有の専門知識の精度向上」と「ChatGPTに比べて不足している機能の追加」(どちらも45.3%)が最多となり、「応答スピードの向上」(30.7%)、「インターフェースの直感性向上」(26.7%)がそれに続いた。一方、「コストの見直し」(7.3%)や「多言語対応の強化」(5.3%)は少数派となっている。
Geminiの全体的な満足度を尋ねたところ、「満足している」(45.3%)がもっとも多く、「とても満足している」(32%)、「やや満足している」(20.7%)がそれに続いており、「不満を感じている」は1.3%、「非常に不満を感じている」は0.7%に留まった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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