paizaは、同社の運営するITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」の会員を対象に実施した、「ITエンジニア大解剖2024」の結果を12月5日に発表した。同調査は、「paiza」登録者のうち学生を除く全会員に対して、10月17日〜31日の期間に行われ、388名から有効回答を得ている。
調査結果によれば、フレックスタイム制で働くITエンジニアは4割未満に留まっており、約3割は服装ルールに縛られていることがわかった。また、業務端末のOSは、Windowsが他を大きく引き離して1位となっている。
ワークとライフのどちらをより重視するかを尋ねたところ、「ライフを重視する」という回答が7割超に達しており、年収が500万円以上の人でも7割超が、将来に対して不安を抱いているという。
ITエンジニアは理系のイメージが強いものの、今回の調査によれば文系出身者が3割超を占めており、ITエンジニアの4割は社会人になってから、プログラミングを学び始めたことがわかった。なお、ITエンジニアを「続けたくない」と思っている人は5.7%に留まっている。
生成AIの利活用についての調査では、生成AIにもっとも近いポジションにあるという印象が強いものの、生成AIの導入は半数に留まった。一方で、生成AIを導入しているITエンジニアのうち活用実感がある人は7割に留まり、実際に生成AIを活用している人はITエンジニア全体の4割に満たない結果となっている。生成AIが導入されているフェーズとしては、「コーディング・コードレビュー/構築」(38.9%)がもっとも多く、「テスト計画・テスト設計」(14.3%)、「企画構想」(10.6%)がそれに続いた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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