サイボウズは、国内企業におけるDX人材育成への取り組みに関する調査結果を踏まえた、DX人材のあるべき姿やその育成に向けて企業に求められる方策を提言するレポート「間違いだらけのDX人材育成〜企業変革に資する人材の行動変容と組織能力の向上に向けて〜」を、1月30日に無料公開した。同調査は、従業員数100名以上の企業のDX推進者、IT戦略決定者、IT企画立案者、IT実務者に該当する課長職以上に対して、2024年10月に行われ、660件の有効回答を得ている。
同レポートによれば、DX研修後の取り組みと成果の度合いの関係をみると、研修実施後の取り組みとしては、「受講後に期待する各自の職場でのアクションの明確な提示」「学んだ事柄を実践できるIT環境の整備」「学びの実践機会の提供」などが成果に大きな影響を与えることがわかった。
DXの成否を分ける、従業員の行動変容を促すために必要な環境整備を探る調査では、「ローコード/ノーコードを多くの人が利用できるようにする」ことが、もっとも効果的であり、多くの人がローコード/ノーコードを利用可能になることで、「自らDXを自分事として取り組む姿勢を持つこと」や「デジタル技術を適正かつ有効に活用する能力を身につけること」が大幅に向上する。また、社外との連携を促進する場やコミュニティの提供も、DX研修の成果を高める重要な要素として挙げられている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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