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Developers Summit 2025 セッションレポート(AD)

現状のAI活用レベルはいかに? DevSecOpsを新たな境地へと進める「GitLab Duo」でチーム開発にAIを取り入れる方法

【14-B-6】ソフトウェア開発プロセス全体で、AIがモチベーション高く働くために必要なものは「バレンタインデーのチョコ」ではなく「GitLabによる一貫したコンテクスト」だったという話

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AI活用のレベルとそれぞれに浮上する課題

 生成AIが登場すると、すぐに開発現場に導入が進んだ。今ではAIを使わない開発現場は少ないのではないだろうか。ただし活用のレベルには差があり、それぞれに課題もある。

活用レベル1:ソースコードの生成にAIを活用

 ここは日常化が進んだ領域と言えるだろう。コーディングの生産性は向上したものの、ソフトウェア開発ではコーディングの時間は2割程度で、会議やトラブルシューティングなどコーディング以外の時間の方が圧倒的に長い。せっかくの効果も限定的となる。

ソフトウェア開発でコーディングの時間はほんの2割
ソフトウェア開発でコーディングの時間はほんの2割
活用レベル2:ソフトウェア開発のさまざまな局面でAIを活用

 コーディングツール以外に、チケット管理ツール、CI/CDツール、セキュリティスキャンツールなど、ツール毎に内包されているAIを活用するような場合がこのレベルにあたる。ツール毎にライセンス料が発生するほか、ツール同士をいかにシームレスに連携させるかが課題となる。

さまざまな局面でAIが使われるものの散在している
さまざまな局面でAIが使われるものの散在している
活用レベル3:各局面に応じて優れたLLMを採用

 さらに活用が進むと、各局面に応じて優れたLLMを採用する。例えばコーディングにはChatGPT、CI/CDにはGeminiなど。これらが「AI時代の新しいサイロ」となり、AIが学習すべきコンテクストをどう統合するかが課題となる。またデータプライバシーなどの問題も露呈する。

AI時代の新しいサイロが発生
AI時代の新しいサイロが発生

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プロジェクトの経緯を把握して開発者を支援するGitLab Duo

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

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川又 眞(カワマタ シン)

インタビュー、ポートレート、商品撮影写真をWeb雑誌中心に活動。

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提供:GitLab G.K.

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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