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Developers Summit 2025 セッションレポート(AD)

ユーザーの声を可視化するAIの可能性、「TERUS」が示す新たなユーザー体験分析

【13-A-2】「ユーザー体験」を分析するAIで変わる「世界の当たり前」

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AIを活用してユーザーの投稿から意見を抽出

 TERUSは、ユーザー体験を効率的に分析するために、プロセスを大きく3つのステップに分けて実行する。

ユーザー体験を可視化する3つのステップ
ユーザー体験を可視化する3つのステップ

 ステップ1では、SNSやECサイトに投稿された膨大なユーザーの意見から、AIを活用して本当に伝えたい主張や事象を精査し、リストアップする。これにより、単なるノイズとなる情報を排除し、重要なインサイトを見逃さずに抽出することが可能になる。ユーザーの投稿はしばしば感情的な表現や曖昧な表現を含むが、AIが文脈を解析することで、より精度の高い分析が実現する。

 ステップ2は、文面は異なるものの、実質的に同じ主張や課題を抱える投稿を特許申請中の独自AIでグループ化し、重複を排除するプロセスである。これにより、意見がバラバラに見えていた情報が統合され、ユーザーのニーズや課題がより明確に浮き彫りになる。

 ステップ3では、分析したい観点に基づいて投稿にタグ付けを行い、分類・フィルタリングを実施する。これにより、特定の課題に対して深い洞察を得ることが可能となり、企業は的確な対応策を導き出せるようになる。例えば、製品の使い勝手に関するフィードバックを重点的に抽出すれば、ユーザー体験を改善するための具体的な施策が見えてくるといった具合だ。

 この3ステップにより、TERUSは膨大なデータから有用な情報を効率よく抽出し、実行可能な施策へとつなげることを可能にしている。

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この記事の著者

谷崎 朋子(タニザキ トモコ)

 エンタープライズIT向け雑誌の編集を経てフリーランスに。IT系ニュースサイトを中心に記事を執筆。セキュリティ、DevOpsあたりが最近は多めですが、基本は雑食。テクノロジーを楽しいエクスペリエンスに変えるような話が好きです。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

篠部 雅貴(シノベ マサタカ)

 フリーカメラマン 1975年生まれ。 学生時代、大学を休学しオーストラリアをバイクで放浪。旅の途中で撮影の面白さに惹かれ写真の道へ。 卒業後、都内の商業スタジオにカメラマンとして14年間勤務。2014年に独立し、シノベ写真事務所を設立。雑誌・広告・WEBなど、ポートレートをメインに、料理や商品まで幅広く撮影。旅を愛する出張カメラマンとして奮闘中。 Corporate website Portfolio website

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