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Shopify、「AI活用できないと評価に影響」 CEOが社内メモ全文をXで公開

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 ShopifyのCEOであるTobias Lutke氏は、AIの活用を全社員に義務づける新方針を自身のXアカウントにて4月7日(現地時間)に発表した。社内向けに送ったメモが流出しそうになったことを受け、全文をXで公開したもの。

AIは「使って当然」の時代へ

 Lutke氏はメモの中で、「AIの活用は、もはや提案ではなく、基本的な期待事項(baseline expectation)である」と強調。Shopifyのすべての従業員に対し、日常業務におけるAIの活用スキルを習得し、組織として共有していく文化の醸成を求めた。

 「AIは他のツールと違い、スキルや生産性を何倍にも引き上げる“乗数効果”を持つ」と述べ、AIを使って業務を10倍、あるいは100倍に加速した事例も紹介。「登らなければ、滑り落ちるだけ」として、変化への適応の必要性を強く打ち出している。

社内におけるAI活用の義務とは?

 Shopifyではすでに、ChatGPTをはじめとする社内用チャット(chat.shopify.io)、GitHub Copilot、Claude Code、Cursor、Proxyなど、開発者向けAIツールを整備している。Slack内ではAIプロンプトの共有も行われており、AI活用は社内業務の基盤になりつつある。

 メモの中で示された具体的な取り組みは以下のとおり:

  1. AI活用スキルは全社員に必須
  2. プロトタイピング段階からAI活用を前提とする
  3. パフォーマンス評価項目にAI活用度を追加
  4. 個人の学びをチーム内で共有する文化づくり
  5. 人員・リソース申請には「AIで代替できない理由」が必要

 Lutke氏は「AIは、Shopify、私たちの仕事、そして人生そのものを大きく変えていく。私たちはこの変化に全力で取り組んでいる。私たちの使命は、AIがあらゆる人に行き渡る世界で、“起業家とは何か”を再定義することだ」と締めくくっている。

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