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高可用性データ同期アーキテクチャ

データベースミラーリングを利用した高可用性

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今日のミッションクリティカルな環境において、高可用性データベースを同期させることと、SPOFの無い同期システムの構築は解決すべき課題となっています。ここでは、データベースミラーリング環境のフェールオーバーを利用した、可用性と災害復旧性の実現方法を紹介します。

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はじめに

 データの同期は、企業の情報システムで重要な部分を占めるようになりました。高可用性データベースを同期させること、そして単一障害点(SPOF:Single Points of Failure)のない同期システムを構築することは、今日のデータシステムに求められる24時間稼動という要件を満たすために、解決しなければならない課題です。

データ同期

 データ同期環境には、リモートデータベースから統合データベースへのデータ転送と、その逆方向へのデータ転送を行うための転送メカニズムがあります。

図1 同期プロセス
図1 同期プロセス

 各種のデータベース管理ソリューションは、それぞれ異なるデータ同期メカニズムを使用しています。Sybase iAnywhereの同期ソフトウェアである「MobiLink Synchronization」は、拡張性の高いセッションベースの同期システムを持ちます。このソフトウェアを利用することで、統合データベースと呼ばれるメインデータベースと多数のリモートデータベース間のデータ同期が可能になります。統合データベースにはいくつかのODBC規格のデータベースを使用でき、例えばSQL Anywhere、Sybase Adaptive Server Enterprise、Oracle、Microsoft SQL Server、IBM DB2などが使用できます。

図2 Sybase iAnywhereのMobiLink Synchronizationシステム
図2 Sybase iAnywhereのMobiLink Synchronizationシステム

 単一障害点のない同期システムを構築するには、システムの各コンポーネントを二重化する(冗長性を持たせる)ことが必要です。

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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Joshua Savill(Joshua Savill)

Sybase iAnywhereに勤務する、データ同期テクノロジーのプロダクトマネージャ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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