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NetBeans6.1によるRuby on Rails開発環境構築手順書

NetBeansのインストールから動作確認まで

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動作確認(1)

サンプルアプリケーションによる動作確認

 ユーザー管理を行う簡単なアプリケーションを作成して、環境構築が正しく行えているかを確認します。また、当手順を通じてNetBeansの操作感覚をつかんでみてください。

RoRプロジェクトの作成

 RoRプロジェクトを作成します。

  1. メニューの[ファイル]から[新規プロジェクト]を選択します。
  2. 新規プロジェクトを作成
    新規プロジェクトを作成
  3. カテゴリで[Ruby]、プロジェクトで[Ruby on Railsアプリケーション]を選択して[次へ]をクリックします。
  4. Ruby on Railsアプリケーションを選択
    Ruby on Railsアプリケーションを選択
  5. プロジェクト名に「sample」と入力します。プロジェクトの場所は任意の作業フォルダを指定します。今回は「C:\work\NetBeansProjects」としました。Rubyプラットフォームで[Ruby(1.8.6-P111)]、サーバーで[Mongrel 1.1.2]を選択して[次へ]をクリックします。
  6. プロジェクト名やRubyプラットフォームを指定
    プロジェクト名やRubyプラットフォームを指定
  7. データベース構成のステップでは、[データベース情報を直接指定]にチェックを入れてデータベースアダプタで[mysql]を選択し、[完了]を選択します。
  8. データベースアダプタでmysqlを選択
    データベースアダプタでmysqlを選択
  9. ここまでの工程がコマンド「rails sample」に該当します。プロジェクトに「sample」が作成されたことを確認してください。
  10. sampleというプロジェクトが作成された
    sampleというプロジェクトが作成された

データベースの作成

 sampleプロジェクトで使用するデータベースを作成します。

  1. sampleプロジェクトで使用するデータベース名を決めます。sampleプロジェクトで使用するデータベース情報はNetBeansのプロジェクトビューにて「sample/構成」の配下にあるdatabase.ymlにて規定されているのでこのファイルを開きます。
  2. database.ymlを開く
    database.ymlを開く
  3. database.ymlを開くと、database:という記述が3箇所あるので全て「sampledb」と編集し、保存します。
  4. database.ymlの編集
    database.ymlの編集
  5. 次に、NetBeansからDBの操作をするための接続設定を行います。MySQLが起動していることを確認し、NetBeansの「サービス」ビューにて[データベース]を右クリックし[MySQLサーバーを登録]を選択します。
  6. サービスビューでMySQLサーバを登録を選択
    サービスビューでMySQLサーバを登録を選択
  7. 「MySQLサーバープロパティ」ウィンドウが開くので、必要に応じて[パスワードを保存]にチェックを入れ、[了解]ボタンを押します。
  8. MySQLサーバープロパティウィンドウ
    MySQLサーバープロパティウィンドウ
  9. すると、サービスビューにMySQLサーバーが追加されるので、MySQLサーバを右クリックして[データベースを作成]を選択します。
  10. MySQLサーバを右クリックしてデータベースを作成を選択
    MySQLサーバを右クリックしてデータベースを作成を選択
  11. MySQLデータベースの作成ウィンドウが開き、データベース名の入力を求められるので、sampleプロジェクトで使用するデータベース名sampledbを入力し[了解]を押します。
  12. するとデータベースの新規接続ウィンドウが開くので、データベースのURLが「jdbc:mysql://localhost:3306/sampledb」となっていることを確認し、[パスワードを保存]にチェックを入れて[了解]を押します。
  13. データベースの新規接続を設定
    データベースの新規接続を設定
  14. データベースの新規接続ウィンドウにて「接続が確立されました」と表示されたことを確認し、[了解]を押します。
  15. NetBeansのサービスビューにて、MySQLサーバの下にsampledbが追加されており、データベースの下にsampledbが追加されていることを確認してください。(現状はまだ表はありません)
  16. sampledbが作成され、接続が設定された
    sampledbが作成され、接続が設定された

Scaffoldの生成

 Scaffoldは足場という意味で、これを使用してCRUDアプリケーションを自動生成することができます。

  1. NetBeansのプロジェクトビューにて、先ほど作成したsampleプロジェクトを右クリックして表示されるメニューから[生成]を選択します。
  2. sampleプロジェクトを右クリック
    sampleプロジェクトを右クリック
  3. 生成で[scaffold]を選択し、モデル名に「person」、属性ペア(フィールド:型)に「name:string age:string」と入力して[了解]を選択します。
  4. Scaffoldで生成するモデルの設定
    Scaffoldで生成するモデルの設定
  5. 「sample/モデル」の下に「person.rb」が生成されていることを確認してください。また「person.rb」以外にいくつものファイルが自動生成されます。(ここまでの工程がコマンド「ruby script/generate scaffold person name:string age:string」に該当します)
  6. sample/モデルの下にperson.rbファイルが生成される
    sample/モデルの下にperson.rbファイルが生成される

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動作確認(2)

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この記事の著者

DTS 技術SE部(DTS ギジュツSEブ)

株式会社 DTS所属。業務内容は、主にJava/Web開発に役立つ技術の調査・推進。本年度はRuby/RoRに力を入れて活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/2578 2008/07/02 14:00

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