WinDesktopAlertについて
WinDesktopAlertコンポーネントは、デスクトップに小さなアラートウィンドウを表示するコンポーネントです。
メッセージボックスのように画面の中央などにポップアップするのではなく、タスクバーの通知領域に表示されます(表示位置はデフォルトではデスクトップの右下ですが、プロパティによって表示位置を指定できます)。アラートは、徐々に表示されるアニメーション効果を持っており、タイトルと メッセージ、アラートボタンを表示できます。
このコンポーネントは、2つのスタイルを選ぶことができます。1つはOutlook 2007(デフォルト)スタイルで、もう1つはWindowsLiveMessengerスタイルです。また、アニメーションの速度や動作スタイルなどを設定でき、いずれもフォームデザイン時はタスクトレイで設定を行います。
メッセージテキストは、デフォルトでハイパーリンクが設定されるようになっており、クリックするとWinDesktopAlertコンポーネントにDesktopAlertLinkClicked
イベントが発生し、このイベントハンドラで処理を実行させることができます。
アラートボタンも、クリックするとAlertButtonClickedイ
ベントが発生し、このイベントハンドラで処理を実行させることができます。アラートを表示させるには、Show
メソッドを実行するだけです。
GUIの設定
GUIはとても簡単で、フォームにUltraDesktopAlert
とTimer
コントロールを配置し、フォームのWindowsState
を「Minimized」に設定するだけです。
ただし、このままでは動作チェックなどがしにくくなりますので、機能を実装するまではフォームにボタンとラベルを配置し、動作を確認しながら開発するようにします。
なお、UltraDesktopAlert
コントロールはユーザーとの対話機能は持たす、プロセスだけを提供するコントロールなので、フォームの外に配置されます。
UltraDesktopAlert
コントロールにアラートボタンを組み込むには、プロパティウィンドウでAlertButtons
プロパティをクリックし、コレクションエディタでボタンを追加します。
ボタンにイメージを組み込むには、エディタのImage
プロパティをクリックし、イメージファイルを設定します。