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ぶち壊せ常識! リアルエンジニア道(AD)

コーディングスタイルの常識をぶち壊せ

ぶち壊せ常識! リアルエンジニア道 第1回

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 エンジニアの皆さんは普段さまざまな常識にとらわれていませんか? そのような常識の多くは、思い込みであり、あなたの能力や生産性を妨げる要因となっています。この連載では固定観念を打ち破り、実務をバリバリこなす鉄人エンジニアへの一歩を踏み出すアイデアの数々を紹介します。

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はじめに

 エンジニアの皆さんは普段さまざまな常識にとらわれていませんか? そのような常識の多くは、思い込みであり、あなたの能力や生産性を妨げる要因となっています。この連載では固定観念を打ち破り、ユーザー視点でハイクオリティなシゴトをこなす「リアルエンジニア」への一歩を踏み出すアイデアの数々を紹介します。

抜け出せ! 英文法の呪縛

  ベテランほど、「だって、そういうもの」的な美にこだわるようです。

 例えば、プログラミング言語は英語を基調としています。「英文法を意識した方が美しい。だって、そういうものだろ」というのはその代表例です。

 まず、能書きなしでこの例を見てください。直感的にどちらが美しいか、子供のようなキレイな心で見てください。

例A
TopMargin = 10;
BottomMargin = 10;
LeftMargin = 20;
RightMargin = 20;
例B
MarginTop = 10;
MarginBottom = 10;
MarginLeft = 20;
MarginRight = 20;

 例Aは英文法に従った記述、例BはMarginを最初に持ってきた記述です。

 どうですか?

 英文法を無視した例Bの方が「Margin」がキレイに揃っていて美しくはないですか。ここまでキレイにそろうと、代入部分「= 10;」とかも揃えたくなるものです。

例C
MarginTop    = 10;
MarginBottom = 10;
MarginLeft   = 20;
MarginRight  = 20;

 さらに美しくなりました。ソースの視認性が上がり、メンテナンスもしやすくなるでしょう。

補足

 最近はクラスで設計するので、

Margin->Top = 10;

 と記述することが多いのですが、あえてネーミングという視点で読んでください。

 常識の呪縛につかまっていませんか? 「あるべき美しい姿」と思ってるのは本当に美しいですか?

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素晴らしきマルチステートメントの世界!

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この記事の著者

たにさん(タニサン)

 本名:谷藤賢一。マイコンと呼ばれていた頃からパソコンの虜になり、パソコン歴はすでに四半世紀を超える。バブル時代は大学生とエンジニアの二重生活を送り、卒業後は、SEとして7社、制御系から業務系まで広く深く従事。SE引退後もライフワークで開発を続ける。プラネタリウムソフト「SUPER STAR」は天文界で高い...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/3055 2009/04/02 17:29

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