米Yahoo!は28日、「Yahoo! Open Strategy(Y!OS) 1.0」をリリースした。
米Yahoo!は28日、「Yahoo! Open Strategy(Y!OS) 1.0」をリリースした。Y!OSは、同社が提唱するプラットフォーム戦略。主に次の3つの要素から構成される。
- Yahoo! Application Platform(YAP)
Yahoo!のリソースを利用してアプリケーションを開発し、Yahoo!のホームページ上で配布できる仕組み。OpenSocialに準拠し、サーバーサイドでのYMLタグをサポートする。 - Yahoo! Social Platform(YSP)
Yahoo!ユーザーのプロフィールや接続情報、最新情報、連絡先やステータスなどに関するREST形式のAPI群(XMLとJSONをサポート)。認証用の標準プロトコルOAuthをサポートし、上記のYAP上のほか、自身のWebサービス上からも利用することができる。既にPHPとFlash用のSDKがリリースされている。 - Yahoo! Query Language(YQL)
Yahoo!および他のWebサービスにアクセスするためAPI。名前からも分かるようにSQLのように利用することができる。開発者ブログでは、昨年米Yahoo!がリリースした、複数のプログラムをブラウザ上でモジュールとして表示し、それらをグラフィカルに「並べ替え」「フィルタ」「置換」「マージ」することでカスタムRSSを作れる「Yahoo! Pipes」のコマンドライン版と表現されている。
開発者は、「キャンバスビュー」と呼ばれるiframe内のスペースにアプリケーションを作成し表示することができる。キャンバスビュー内では、HTML、CSS、JaVaScriptのコードは仮想iframe「Caja」に変換される。ユーザーは自身のデータを接続アプリケーションと共有するかどうかを任意で選択することが可能となっている。
米Yahoo!では2009年中にYahoo!の残りの機能とY!OSとの統合を進めていき、Yahoo!のソーシャル化と、開発者などへのオープン化を促進させていくという。
【関連リンク】
・Introducing the Yahoo! Open Strategy (Y!OS)
・Introducing Y!OS 1.0 - live today!:Yahoo! Developer Network Blog
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-