Zend Framework入門(13):
共通レイアウトによるウェブサイトの管理 - Zend_Layout-
Zend Frameworkによる実践的なPHPアプリケーション開発 13
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本連載では、PHP上で動作するアプリケーションフレームワークであるZend Frameworkについて紹介していきます。今回はページ間で共有できる部分の管理を行うモジュール「Zend_Layout」を説明します。
はじめに
本連載では、PHP上で動作するアプリケーションフレームワークであるZend Frameworkについて紹介していきます。今回はページ間で共有できる部分の管理を行うモジュール「Zend_Layout」を説明します。
同じウェブサイト内のページでは、同じデザインのサイドバーやメニューを利用することが多いと思います(このようなページ間で共有できる部分を「共通レイアウト」と呼ぶことにします)。Zend_Layoutは共通レイアウトを管理するためのモジュールで、通常の処理にZend_Layoutの処理を追加することでページ固有の部分(以降、「本文」と表記)に変更を加えずに共通レイアウトを描画することができます。
対象読者
PHPの基本構文は一通り理解しているが、フレームワークを利用したことはないという方を対象としています。
必要な環境
Zend FrameworkはPHP 5.1.4以降とWebサーバがインストールされている環境で利用可能です。本稿ではWebサーバとしてApache 2.2を、OSにWindows XPを採用し、アプリケーションを作成していきます。
以下に、今回アプリケーション作成/動作確認に用いた環境を示します。インストールにあたっては最新安定版の使用を推奨します。各項目の詳細なインストール手順は、「サーバサイド技術の学び舎 - WINGS」より「サーバサイド環境構築設定手順」を参照ください。
- Windows XP SP2
- PHP 5.2.6
- Apache 2.2.10
LinuxやFreeBSDなどUNIX系OSをお使いの方もコマンドはほぼ一緒ですので、パスなどは適宜読み替えてください。
Zend_Layoutの機能
部品を配置するための仕組みはZend_Viewにもありましたが、これとZend_Layoutとはどのように違うのでしょうか? 最大の違いは、図1のようにZend_Layoutではページ間で共通なレイアウトとページの本文とを分けて管理することにあります。共通レイアウトの各部品と本文の配置は「レイアウトスクリプト」と呼ばれるスクリプトに記述されており、本文の内容とは独立に管理することができます。

Zend_Layoutの利用
ここではZend_LayoutをZend FrameworkのMVC機能と併せて使う方法について解説します。この例で考えているのは図2のように、左側にメニューがあり右側に本文があるページです。このうち左側のメニューはページ間で共通している部分となります。

ファイルの配置
まず、最初にファイルの配置を確認しておきます(リスト1)。ここからの説明ではindex.phpが「C:\codezine\htdocs」に、Zend FrameworkのMVC関係のファイルが「C:\codezine\zendapps」以下にあるとします。レイアウトスクリプトは「C:\codezine\zendapps\views\layouts」の「layout.phtml」と「table.phtml」です。
C:\
codezine/
htdocs/
.htaccess
index.php フロントコントローラ
codezine.css スタイルシートファイル
zendapps/
controls/
IndexController.php 標準で使われるアクションコントローラ
ErrorController.php エラー処理の際に使われるアクションコントローラ
models/
views/
filters/
helpers/
layouts/
layout.phtml CSSを利用したレイアウトスクリプト
table.phtml テーブルを利用したレイアウトスクリプト
scripts/
index/
index.phtml 本文を出力するビュースクリプト
another.phtml index.phtmlとは別の本文を出力するビュースクリプト
error/
error.phtml エラー処理の際に使われるビュースクリプト
menu.phtml 共通レイアウトのメニュー
Zend_Layoutを使わない場合の大まかな処理の流れは、フロントコントローラ(index.php)→アクションコントローラ(IndexController.php)→ビュースクリプト(index.phtml)となっています(図3の左)。ここにZend_Layoutと追加すると、最後にもう一段レイアウトスクリプト(layout.phtml)が加わります(図3の右)。

- 修正履歴
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- 2010/11/23 11:57 リスト10に誤りがあったのを修正
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山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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WINGSプロジェクト 風田 伸之(カゼタ ノブユキ)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook
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