xamlによるxamCarouselPanelコントロールの作成
では、実際にxamCarouselPanelコントロールをWindowsアプリケーションに組み込んでみましょう。
はじめてNetAdvantage for WPFを使ったプロジェクトを作成する場合は、新しいプロジェクトを選ぶテンプレートで[WPFアプリケーション]を選びます。
そして、NetAdvantage for WPFのxamCarouselPanelコントロールを使用するために、次の手順でプロジェクトに参照を追加します。
ソリューションエクスプローラでプロジェクト名を右クリックし、ショートカットメニューの[参照の追加]を選びます。ダイアログボックスが表示されたら、「.NET」タブページにある「コンポーネント名」のリストから、次のコンポーネントを選択します。
- Infragistics3.Wpf.v8.1.dll
- Infragistics3.Wpf.Editors.v8.1.dll
プロジェクトには、デフォルトで「Window1.xaml」というxamlファイルが挿入されています。
ここに、次のようにxamCarouselPanelコントロールの名前空間の宣言「xmlns:igWindows="http://infragistics.com/Windows"」を追加します。
<Window x:Class="Window1" xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation" xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml" xmlns:igWindows="http://infragistics.com/Windows"
そして、ウィンドウのタイトルとサイズを設定します。
Title="カルーセルパネル" Height="500" Width="800">
次に、xamCarouselPanelコントロールのインスタンスを作成し、画像ファイルを読み込むコードを、「Grid」コンテナ内に記述します。
xamCarouselPanelコントロールは、Background
プロパティを使用すると、背景色を設定できます。値は、HTMLの色の名前が使用できます。
画像ファイルは、ドライブCのフォルダ「images」に10枚格納されていますので、それぞれImage
タグで作成します。
<Grid> <igWindows:XamCarouselPanel x:Name="XamCarouselPanel1" Background="AquaMarine" > <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image1.jpg"/> <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image2.ipg"/> <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image3.jpg"/> <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image4.jpg"/> <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image5.jpg"/> <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image6.jpg"/> <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image7.jpg"/> <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image8.jpg"/> <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image9.jpg"/> <Image Width="80" Height="80" Source="c:/images/image10.jpg"/> </igWindows:XamCarouselPanel>
パネルに文字をかぶせたい場合は、次の行にCanvasを使って文字を設定します。
<Canvas Margin="0,0,0,0"> <TextBlock Name="results" Canvas.Left="50" Foreground="Blue" FontSize="24">アルペンガーデンやまくさ の花たち </TextBlock> </Canvas>
ここまでで、基本的なxamCarouselPanelコントロールの実装が作成できます。
プログラムを実行し、ナビゲーションボタンを押すと、画像が楕円を描くようにくるくると移動します。しかも、ただ回転するだけではなく、上のほうに移動した画像は徐々にフェードアウトして消えていきます。
たったこれだけで、画像をアニメーションで表示させるプログラムが作れます。