Visual StudioのC#用IDEによる生産性の向上
Visual Studioの統合開発環境(IDE)は、C#開発者のプロファイルを使用してIDEを構成すれば、非常に多くの点で生産性の向上をもたらします。
- コーディングショートカット
- クリップボードリング
- コードスニペット
- Visual Studio 2008 Service Pack 1
コーディングショートカット
Visual Studioには何百ものコーディングショートカットがあります。特に便利と感じたものをいくつか紹介します。
- インクリメンタル検索
Ctrl+Iでインクリメンタル検索が開始されます。このとき、マウスポインタは下向き矢印の付いた双眼鏡の形に変化します。タイピングを開始して現在のコードファイル内で一致するものを探します。Ctrl+Iをもう一度押すと、コードファイル内の次のオカレンスが検索されます。Ctrl+Shift+Iで方向が反転し、コードファイル内の上方向に検索が行われます。 - 再検索
F3で検索ダイアログボックスの最後の項目が再び検索されます。Ctrl+F3も基本的に同じですが、大文字と小文字が区別されます。 - コメント化/コメント解除
Ctrl+Kに続けてCtrl+Cを押すと、現在の行または選択したブロックがコメント化されます。Ctrl+Kに続けてCtrl+Uを押すと、現在の行または選択したブロックがコメント解除されます。 - インデント
Ctrl+Kに続けてCtrl+Fを押すと、エディタの書式設定ルールに従ってコードが自動的に書式設定されます。
マイクロソフトのC# IDEプログラムマネージャであるKaren Liuのブログには、もっと多くの有用なショートカットが掲載されています。
クリップボードリング
ある行をカットまたはコピーした後で、結局それとは別の行もカットまたはコピーしなければならないことがわかったという経験はないでしょうか。続けて別の行をカットまたはコピーすると、その時点で最初にコピーしたコードがコピーバッファから失われてしまうので、変更を取り消して最初の変更に戻る必要があります。このような状況がよく起こる場合には、クリップボードリングが役に立ちます。まず複数の行を独立にカットまたはコピーします。その後、Ctrl+Shift+Vでクリップボードリング内のコードを循環的に選択できます。クリップボードリングを使用する場合は、[ツール]→[オプション]→[テキストエディタ]→[すべての言語]→[全般]を選択し、[選択領域がない場合は、切り取りまたはコピーコマンドを空白行に適用する]オプションをオンにすることをお勧めします。
コードスニペット
コードスニペットとは、作業単位を意識してあらかじめ用意されたコードブロックのことです。Visual Studioにはデフォルトのスニペットが多数用意されており、特定のキーシーケンスに続けて [tab][tab] を押すことでVisual StudioのIDEから利用できます。コード内にスニペットをタイプする方法に加え、適当な場所を右クリックして[スニペットの挿入]または[ブロックの挿入]を選択する方法もあります。次に、使用可能なスニペットのごく一部を紹介します。
- Tryf =
tryおよびfinallyブロック - Prop =
getおよびsetアクセサを含むプロパティ - Switch =
switchステートメントとデフォルト値
マイクロソフトは、さらに多くのコードスニペットを提供しており、ここからダウンロードできます。また、フリーのSnippet Designerを使用すると、独自のコードスニペットを簡単に作成したり修正したりすることができます。
Visual Studio 2008 Service Pack 1
Visual Studio 2008 Service Pack 1には、さまざまな種類のツール類が豊富に用意されているので、ダウンロードしてインストールする価値はあります。ダウンロードにやや時間がかかりますが、それだけの価値は間違いなくあります。有用なツールのごく一部を紹介します。
- ソリューション全体を網羅するTODOタスク
- 編集と同時進行的に表示されるコンパイルエラーの「squiggle」(ジグザグ)
- 関数にステップインする機能。あるステートメントの一部で呼び出しがネストされているとき、特定のメソッド呼び出しにステップインすることが可能
- その他多くの機能
まとめ
C# 3.0とVisual Studio 2008 C# IDEに関係するさまざまなヒントを見てきました。C#の実際の開発に活かしていただければ幸いです。
