名前づけ
きっかけをつかんだあとは、具体的なアクションです。アクションといってもそんなに難しいものではありません。まずは活動の「名前づけ」です。今後の発展を夢に見ながら、できるだけ親しみやすく、親近感の持てる名前を考えてみるというのがポイントです。みんなでわいわいお酒を酌み交わしながら楽しく考えてみるのが、一番効果的で早道かもしれません。仕事の合間にやり取りするメールで決めようとしても、いい名前が出にくいものです。メールに思いをこめるのは難しいですから。
「X.PUG」という名前の由来は、非常に単純明快で、
- XPの社内ユーザグループなので「XPユーザグループ」→「XP.UG」
- ん?なんだかあたりまえだよね
- その頃にテレビで流行っていたのが、NHKの「プロジェクトX」→これをいただいちゃう?
- ぢゃ、Xできってみようか
- 「X.PUG」 ん? パグ? なんかかわいいやん→キャラクターも想像できちゃうよね
- ほな、それで決定!
といった感じでした。ほとんど思いつきのレベルです。とはいっても、メンバーそれぞれが自由にアイデアを交わし加味することで、たとえ1つの名前でさえ発起人たちの思いが知らず知らずのうちに織り込まれるのです。「名前づけ」って、とっても重要ですよね。
そのあとは、どうやって情報を共有するかですが、こちらもいたって単純。メーリングリストの作成です。ところが、それほど簡単ではありませんでした。
今では社内の公式インフラとして、メーリングリストを簡単に作成できるシステムが構築されています。しかし、この頃はまだそこまでは進んでいませんでした。作成には経費がかかってしまうという有様です。部署を超えた有志の集まりですから、経費が捻出できるわけがありません。
しかたなく、無料の社外メーリングリストサーバを利用することになりましたが、社内のコミュニティだけに、情報セキュリティの観点で、利用するメーリングリストサーバを非常にシビアに検討しました。もしも、みなさんがどうしようもなくこの手段をとる場合は、この点は十分考慮する必要があります。
メーリングリスト以外にも、情報共有できるwikiサーバを立てる、掲示板を作成するなどなど、方法はいくつかあると思います。しかし傾向として、「発信と共有に時間がかかるほど、停滞してしまう」という危険をはらんでしまいます。また、能動的にサイトなどを覗きに行くよりも、自分宛に発信されたメールの方が、リアルタイムに情報を受け取りやすいというメリットもあります。まずは、気軽にメールでやり取りをすることができるメーリングリストが、最も即効性のある糊付け方法だと思います。
活動が活発化してくると、「メールでのテキスト情報や、サイズを気にしながら添付した小さなファイルだけでは情報共有として物足りない」「もっと多くの資料などを統合して共有したい」などの欲求が、メンバーの中で強くなるかもしれません。
しかし、それはその場その場でメンバーが一緒に検討していけばいいいことです。最初から完璧を求めても、みんなが追従できない悲しい結果になってしまう危険が増加するだけです。無理をしすぎると「管理ばかりに時間のかかる社内コミュニティのデスマーチ」が待っているかもしれませんよ。
