流れを作る
ここまでくれば、あとは流れを作っていくだけです。といっても、この「流れを作る」ことが、楽しいけれども一番厄介なステージなのかもしれません。詳細については次回以降でまとめていくとして、まずは「自己紹介」から始めていただければ大丈夫です。社内コミュニティ全体のアイスブレイクともいえますね。
短い挨拶メールを送るだけでも構いませんし、最初の1人が簡単な自己紹介の項目を投げかけて、次の人の自己紹介を促すことも効果的な方法だと思います。この項目に入れておくと効果的なポイントは、
- このグループに期待すること
- これからやってみたいこと
などです。社内コミュニティに期待する思いや、将来の姿をイメージできる項目を混ぜておいて、メンバーから送ってもらえるようにしてしておくと、必然的に次のアクションが発生し始めます。もう1つは、反対に「お互いの協力」を促す方法です。
- 現場で最も苦労していること
を書いてもらうのです。発足初期は、前向きでやる気にあふれたメンバーばかりだと思いますので、この内容で書い届いたメールには、「そうそう!同じところに苦労しているよ」という共感や、「そんな時には、こんな方法で乗り越えてきたよ」という具体事例も含めたヒントが舞い込んでくるようになります。
社外のコミュニティと比べると、具体的な社内情報でも赤裸々に書くことができるというメリットがありますので、例えば「それって、○○の部署が進んでるよ!△△さんに一度聞いてみたら?メールアドレスはね・・・・」といった投げかけも可能になります。社内コミュニティの特権ですよね。そして実は、この「△△さんに一度聞いてみたら?」という一言が、新たなヒューマンネットワークを構築する起爆剤にもなっていたりするわけですね。
コミュニケーションスキルのトレーニングにも
今回は、わざわざ書くほどでもないような、ごく簡単な内容だったかもしれません。でも実際の現場では、こんなちょっとした「きっかけ」や「アクション」でさえ、踏み出すきっかけを失って起こせていないというのが現状ではないでしょうか。
自らのスキルアップのためには、自分自身の力で苦労に打ち勝ち、こつこつと努力をしながら、次のステップに向かうことも、非常に重要なことです。でも、三人寄れば文殊の知恵、十人集まったらもっともっとすごいことになるかもしれません。
また、複数の人たちで情報を共有するためには、他の人に対して、わかりやすく適確に発信するというスキルも求められます。これは、簡単そうに思えてなかなか難しい技術です。
このようなコミュニケーションスキルは、現在のエンジニアには必須のスキルですし、これからのエンジニアライフに大きな影響があるスキルだと思います。そのトレーニングの場として活用できることも、社内コミュニティの大きな利点だと思います。
社外のコミュニティで、見たこともない全世界の人々に発信するほど大きな勇気は必要ありません。お隣同士の会話のような気軽な勇気で、この重要なスキルを身につけることができるはずです!
このあと『X.PUG』がどのようになっていくのかは、次回以降でポイントとあわせてまとめていきます。ご期待くださいませ!!
