Googleは5月7日、Google ChromeのStableチャンネル(安定版)を1.0.154.65にアップデートした。このリリースでは起動時にクラッシュする問題と、レンダリングエンジンWebKitに起こりうる深刻度「高」のセキュリティ問題が修正されている。
Googleは5月7日、Google ChromeのStableチャンネル(安定版)を1.0.154.65にアップデートした。このリリースでは起動時にクラッシュする問題と、レンダリングエンジンWebKitに起こりうる深刻度「高」のセキュリティ問題が修正されている。
このうち、WebKitのセキュリティ問題は、先日行われたApple Safariのアップデートで修正された「SVG処理中のメモリ破壊」(CVE-2009-0945)の脆弱性と同様のもので、2009年3月のクラッキングコンテスト「Pwn2Own」において、Nils氏が“ゼロデイ”で使用したとされる。Appleが修正するまでGoogleでは発表を控えていた。
Google Chromeは自動更新される仕組みになっているが、バージョン番号を確認して「1.0.154.64」以前を利用している場合は、早急なバージョンアップが望まれる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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