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「Visual Studio 2010は“究極”の統合開発環境」
VSUG Day 2009 Winterレポート

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2010/01/18 14:00

 2009年12月5日、セミナーイベント「VSUG Day 2009 Winter」が日本工学院専門学校蒲田校において開催された。当日はVisual Studioをはじめ、.NET FrameworkやSilverlight、Windows Azureなどを対象とした、さまざまなセッションやアカデミーが行われ盛況を博した。ここでは、マイクロソフト株式会社開発ツール製品部のエグゼクティブプロダクトマネージャである近藤和彦氏によるセッション「Visual Studio 2010概要~“究極”の統合開発環境の登場~」の内容を紹介する。

目次

プロダクトマネージャが語るVisual Studio 2010の全貌

 2009年12月5日、セミナーイベント「VSUG Day 2009 Winter」が日本工学院専門学校蒲田校において開催された。当日はVisual Studioをはじめ、.NET FrameworkやSilverlight、Windows Azureなどを対象とした、さまざまなセッションやアカデミーが行われ盛況を博した。ここでは、マイクロソフト株式会社開発ツール製品部のエグゼクティブプロダクトマネージャである近藤和彦氏によるセッション「Visual Studio 2010概要~“究極”の統合開発環境の登場~」の内容を紹介する。

マイクロソフト株式会社 開発ツール製品部
エグゼクティブプロダクトマネージャ 近藤和彦氏
マイクロソフト株式会社 開発ツール製品部エグゼクティブプロダクトマネージャ 近藤和彦氏

Visual Studio 2010の製品構成と概要

 近藤氏は、現在開発が進められている新しい統合開発環境Visual Studio 2010について、特に大きな進化を遂げているツールを中心にデモを交えてのセッションを行った。セッションタイトルの「“究極”の統合開発環境」とは、新しいエディション名である“Ultimate”をもじったものではあるが、それだけではなくVisual Studio 2010のアプリケーションライフサイクルにおけるすべての開発行程がカバーでき、さまざまなアプリケーションの構築において高い品質と生産性を確保するための包括的な機能を提供するということを示唆している。

 「Visual Studio 2010」は、従来の製品に対する「製品構成が複雑」というユーザーフィードバックを反映し、「Ultimate」「Premium」「Professional」の大きく分けて3種類の製品構成となっている。その中でも特に「Ultimate」はこれまで進化してきたVisual Studioの究極の形であるとした。

 具体的には、次の製品が「Ultimate」となり、アプリケーション開発のすべてのフェーズをカバーできる。

  • Visual Studio Team System 2008 Team Suite
  • Visual Studio Team System 2008 Architecture Edition
  • Visual Studio Team System 2008 Test Edition
  • Visual Studio Team System 2008 Development Edition
  • Visual Studio Team System 2008 Database Edition

 また「Premium」は、新たな機能だけでなく、従来「Visual Studio Team System 2008 Development Edition」および「Visual Studio Team System 2008 Database Edition」が持っていた高度な開発向けの機能が搭載され、「Professional」は「Visual Studio 2008 Professional Edition」と基本構成は変わらないものの数多くの新機能が搭載された。「Visual Studio 2010 Express Edition」はVisual Studio 2008と同様の製品構成となる模様。なお、「Ultimate」「Premium」「Professional」のそれぞれにMSDN Subscription付きの製品が用意されている。

さまざまな新機能を搭載

 Visual Studio 2010の「Ultimate」における新機能で特徴的なものは、テストプロセス全般をカバーする新しいツール、新たなモデリング機能、そしてデバッグの機能である「IntelliTrace」。また、「Premium」では「自動UIテスト(Coded UI)」、「Professional」では「Silverlight開発ツール」や「マルチコア対応開発」が挙げられる。これらは後ほど、デモを交えて詳しく紹介された。

 Visual Studio 2010の「Ultimate」「Premium」「Professional」クライアント向け製品だが、サーバー向け製品やその他の製品もラインアップが一新される。テスト専用のツールである「Visual Studio Test Elements 2010」や、テスト環境の仮想化が可能なサーバー向け製品「Visual Studio 2010 Team Lab Management」がリリースされることによりテスト環境に対しての依存がなくなり、テスト担当者と開発者が同じ環境下で構築することできる。

 さらに、「Visual Studio Team Foundation Server 2010」は、チーム開発を包括的に支援するチーム コラボレーション サーバーだが、クライアントOSにインストールすることも可能。また、MSDN SubscriptionでフルセットのサーバーとCAL(クライアント アクセス ライセンス)が提供されるのも魅力的だ。

 このほか、大規模な負荷テスト時に有効な「Visual Studio Load Test Virtual User Pack 2010」、組み込み開発に有効な「Visual Studio 2010 Professional with MSDN embedded」、「MSDN OS」がラインアップされる予定となっている。

 また、従来のバージョンからVisual Studio 2010への移行については、MSDN Subscription付きが有効である場合、同等もしくはよりレベルの高い製品への移行が可能だ。近藤氏は、従来からの移行で特にお得なのは「Ultimate」と「Premium」と強調した。


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著者プロフィール

  • 森 英信(モリ ヒデノブ)

    スマホアプリやWebサイト、出版物といったコンテンツの企画制作を手がける株式会社アンジーの代表。写真加工アプリ「MyHeartCamera」「PicoSweet」など、提供するアプリは1100万以上のインストールを獲得。2019年にはAR(拡張現実)プログラムに関する特許を取得。自身はIT関連の取材...

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