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Javaで軽快に使える「軽量フレームワーク」特集

Javaで軽快に使える「軽量フレームワーク」特集
~アプレットベースのRIAフレームワーク「Apache Pivot」(1)

第13回

アプレットとして表示する

 では、作成したJARファイルを使って、アプレットとしてプログラムを表示するHTMLファイルを作成しましょう。ここでは、プロジェクトのフォルダ内に「index.html」という名前でファイルを作成することにします。ソースコードは次のようになります。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"
    "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
<html>
    <head>
        <meta http-equiv="Content-Type"
            content="text/html; charset=windows-31j">
        <title>Pivot Sample Page</title>
        <style>
        applet {
            border: 1px solid #a6a6a6;
        }
        </style>
    </head>
    <body>
        <h1 style="font-size:14pt;">Pivot Sample</h1>
        <applet code="org.apache.pivot.wtk.BrowserApplicationContext$HostApplet"
                width="320" height="200"
                archive="lib/pivot-core-1.4.jar,lib/pivot-wtk-1.4.jar,lib/pivot-wtk-terra-1.4.jar,lib/HelloApp.jar">
            <param name="codebase_lookup" value="false">
            <param name="java_arguments" value="-Dsun.awt.noerasebackground=true -Dsun.awt.erasebackgroundonresize=true">
            <param name="application_class_name" value="jp.tuyano.pivot.HelloApp">
        </applet>
    </body>
</html>
図8 アプレットとしてWebページに埋め込んだところ。
図8 アプレットとしてWebページに埋め込んだところ。

 多数のライブラリを利用するので、<applet>タブが少々複雑になります。ざっと内容を整理しておきましょう。

<applet>タグの属性
属性 説明
code "org.apache.pivot.wtk.BrowserApplicationContext$HostApplet"を指定します。HelloAppを指定しても動かないので注意すること。
width/height アプレットの表示サイズ
archive 「lib」フォルダ内のJARファイルをすべて指定します。

 以下のパラメータを<param>タグで用意する必要があります。codebase_lookupとjava_argumentsについては、そのまま記述してください。application_class_nameには、実行するアプリケーションのクラスを指定します。

<param>タグで指定するパラメータ
パラメータ
codebase_lookup "false"
java_arguments "-Dsun.awt.noerasebackground=true -Dsun.awt.erasebackgroundonresize=true"
application_class_name "jp.tuyano.pivot.HelloApp"

 Pivotは、一般的なアプレットのように、Appletクラスを定義してcodeに設定すればおしまい、といったものではありません。Pivot自身に用意されている、アプレットとしてクラスを表示する仕組みを使って表示を行います。このため、<applet>タグと<param>タグを定められた形で用意しなければいけないのです。

java.comライブラリによるロード

 ただし、現在はこのように直接<applet>タグを記述するケースはなくなりつつあります。Java 6 update 10より、配置ツールキットが公開となり、JavaScriptライブラリによりアプレットをロードするようになっています。この方法も併せて紹介しておきます。

 まず、java.comにある配置ツールキットのライブラリを読み込むためのタグを用意します。

<script type="text/javascript"
    src="http://java.com/js/deployJava.js"></script>

 続いて、<applet>タグの代りに、<script>タグを用意し、アプレットをロードするための処理を記述します。先ほどのソースコードで、<body>内に次のようなスクリプトを記述してください。これでアプレットがロードされます。

<script type="text/javascript">
<!--
var attributes = {
    code:'org.apache.pivot.wtk.BrowserApplicationContext$HostApplet',
    width:'320',
    height:'200',
    archive:'lib/pivot-core-1.4.jar,lib/pivot-wtk-1.4.jar,lib/pivot-wtk-terra-1.4.jar,lib/HelloApp.jar'
};

var parameters = {
    codebase_lookup:false,
    java_arguments:'-Dsun.awt.noerasebackground=true -Dsun.awt.erasebackgroundonresize=true',
    application_class_name:'jp.tuyano.pivot.HelloApp'
};

deployJava.runApplet(attributes, parameters, "1.6");
//-->
</script>

 ここでは属性とパラメータの情報を、それぞれattributes/parametersという配列にまとめています。そして、最後にdeployJava.runAppletメソッドを呼び出します。これで、そのブラウザでアプレットを表示するためのタグが生成され、正常にアプレットがページに表示されます。用意されている属性・パラメータの内容は、先ほどの<applet>タグと<param>タグに用意したものと基本的に同じですから、両者を照らし合わせれば大体分かるでしょう。

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この記事の著者

掌田 津耶乃(ショウダ ツヤノ)

三文ライター&三流プログラマ。主にビギナーに向けたプログラミング関連の執筆を中心に活動している。※現在、入門ドキュメントサイト「libro」、カード型学習サイト「CARD.tuyano.com」を公開...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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