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Javaで軽快に使える「軽量フレームワーク」特集

Javaで軽快に使える「軽量フレームワーク」特集
~アプレットベースのRIAフレームワーク「Apache Pivot」(1)

第13回

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Eclipseによる開発

 では、実際にPivotを使ってみましょう。ここでは、Java開発で最も多用されるEclipseを使ってPivot開発を行う手順を説明します。

 最初に、ファイルタイプの登録に関する設定を行っておきましょう。これは、Pivotで利用する「WTKX」という拡張子のファイルをXMLエディタで編集できるようにするためのものです(なお、ここではPleiadesで日本語化されたEclipseをベースに説明を行います)。

  1. 「ウインドウ」メニューから「設定」を選び、設定ウインドウを呼び出します。
  2. ファイルの関連付けを行います。左の項目から「一般」内の「エディター」内にある「ファイルの関連付け」を選択します。
  3. 右側に表示される「ファイルの関連付け」の表示で、「ファイル・タイプ」の右側にある「追加」ボタンをクリックし、新たに「*.wtkx」を登録します。
  4. ファイル・タイプの一覧から、登録した「*.wtkx」を選択し、下の「関連付けられたエディター」の右側にある「追加」ボタンをクリックして「XMLエディター」を追加します。
  5. 図2 「ファイルの関連付け」で、「*.wtkx」を登録し、XMLエディターを設定する。
    図2 「ファイルの関連付け」で、「*.wtkx」を登録し、XMLエディターを設定する。
  6. 続いてコンテンツ・タイプの登録を行います。設定ウインドウ左側の項目から「コンテンツ・タイプ」を選んでください。
  7. 右側に表示される「コンテンツ・タイプ」内の「テキスト」内にある「XML」を選択します。
  8. 「ファイルの関連付け」の右側にある「追加」ボタンをクリックし、「*.wtkx」を追加します。
  9. 図3 「コンテンツ・タイプ」でXMLの項目に「*.wtkx」を追加する。
    図3 「コンテンツ・タイプ」でXMLの項目に「*.wtkx」を追加する。

 以上で設定の登録は完了です。続いてプロジェクトを作成しましょう。

プロジェクトの作成

 「ファイル」メニューの「新規」から「新規プロジェクト」サブメニューを選び、新しいプロジェクトを作成してください。ここでは、「Javaプロジェクト」として作成します。

 Webの開発では、通常「静的/動的プロジェクト」が使われますが、Pivotは、JSP/サーブレットなどサーバサイドのJava技術を使わず、アプレットベースで開発を行いますので、普通のJavaプロジェクトで問題ありません。プロジェクト名は、ここでは「HelloPivot」としておきます。JREなどその他の設定はデフォルトのままでよいでしょう。

図4 Javaプロジェクトの設定。プロジェクト名は「HelloPivot」、他はデフォルトのままでOK。
図4 Javaプロジェクトの設定。プロジェクト名は「HelloPivot」、他はデフォルトのままでOK。

 続いて、ライブラリをプロジェクトに追加します。Pivotのフォルダ内にある「lib」フォルダを、作成したプロジェクト内にコピーしてください。

 プロジェクトのビルド・パスにライブラリを登録します。「プロジェクト」メニューの「プロパティー」を選択しウインドウを呼び出します。左側の一覧から「Javaのビルド・パス」を選んでください。そして右側に現れた表示から「ライブラリー」タブを選択し、「Jarの追加」ボタンをクリックします。ビルド・パスに追加するアーカイブを選択するウインドウが現れるので、ここで作成したプロジェクト内の「lib」フォルダ内にあるすべてのJarファイルを選択し、[OK]をクリックします。

 これでライブラリファイルがビルド・パスに追加されます。

図5 「lib」フォルダ内のJarファイルを、プロジェクトの「Javaのビルド・パス」に追加する。
図5 「lib」フォルダ内のJarファイルを、プロジェクトの「Javaのビルド・パス」に追加する。

 以上で一通りの準備が完了し、プロジェクトを作成できました。

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ソースコードの作成

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この記事の著者

掌田 津耶乃(ショウダ ツヤノ)

三文ライター&三流プログラマ。主にビギナーに向けたプログラミング関連の執筆を中心に活動している。※現在、入門ドキュメントサイト「libro」、カード型学習サイト「CARD.tuyano.com」を公開...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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