アプリケーションとして実行する
続いて、mainメソッドを見てみましょう。ここで、HelloAppクラスをアプリケーションとして実行しています。
public static void main(String[] args) { DesktopApplicationContext.main(HelloApp.class, args); }
「DesktopApplicationContext」というクラスは、コンポーネントをネイティブ・ウインドウ内で実行するための機能を提供するクラスです。この中の「main」メソッドを次のような形で呼び出しています。
DesktopApplicationContext.main( 実行するクラス , 配列 );
第1引数には、アプリケーションとして実行するクラスを指定します。第2引数には、その際に渡される引数を配列として指定します。ここでは実行するクラスとしてHelloApp.classを、また引数としてmainメソッドで渡される引数をそのまま渡しています。これでHelloAppが実行されます。
プログラムをJAR化する
では、作成したプログラムをアプレットとして実行させてみましょう。アプレットとして利用する場合、Pivotのライブラリなども併せて読み込ませなければなりません。そこで、プログラムもJARファイルにまとめておくことにしましょう。
「ファイル」メニューから「エクスポート」を選び、一覧から「Java」内の「JARファイル」を選択します。エクスポートするリソースの選択で、作成したプロジェクト内の「src」フォルダを選択します。また、「JARファイル」の項目に、保存するJARファイルの名前を設定します(「参照」ボタンを押して入力)。ここでは「HelloApp.jar」というファイル名にしておきます。なお、保存する場所は、「lib」フォルダの中にしておいてください。
他は、すべてデフォルトのままでよいでしょう。もし、アプリケーションとしても実行可能にしたければ、「JARマニフェスト仕様」という項目で、メイン・クラスにHelloAppを指定しておけばOKです。