SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Javaで軽快に使える「軽量フレームワーク」特集

Javaで軽快に使える「軽量フレームワーク」特集
~アプレットベースのRIAフレームワーク「Apache Pivot」(1)

第13回

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アプリケーションとして実行する

 続いて、mainメソッドを見てみましょう。ここで、HelloAppクラスをアプリケーションとして実行しています。

public static void main(String[] args) {
    DesktopApplicationContext.main(HelloApp.class, args);
}

 「DesktopApplicationContext」というクラスは、コンポーネントをネイティブ・ウインドウ内で実行するための機能を提供するクラスです。この中の「main」メソッドを次のような形で呼び出しています。

DesktopApplicationContext.main( 実行するクラス , 配列 );

 第1引数には、アプリケーションとして実行するクラスを指定します。第2引数には、その際に渡される引数を配列として指定します。ここでは実行するクラスとしてHelloApp.classを、また引数としてmainメソッドで渡される引数をそのまま渡しています。これでHelloAppが実行されます。

プログラムをJAR化する

 では、作成したプログラムをアプレットとして実行させてみましょう。アプレットとして利用する場合、Pivotのライブラリなども併せて読み込ませなければなりません。そこで、プログラムもJARファイルにまとめておくことにしましょう。

 「ファイル」メニューから「エクスポート」を選び、一覧から「Java」内の「JARファイル」を選択します。エクスポートするリソースの選択で、作成したプロジェクト内の「src」フォルダを選択します。また、「JARファイル」の項目に、保存するJARファイルの名前を設定します(「参照」ボタンを押して入力)。ここでは「HelloApp.jar」というファイル名にしておきます。なお、保存する場所は、「lib」フォルダの中にしておいてください。

 他は、すべてデフォルトのままでよいでしょう。もし、アプリケーションとしても実行可能にしたければ、「JARマニフェスト仕様」という項目で、メイン・クラスにHelloAppを指定しておけばOKです。

図7 「エクスポート」メニューで、プログラムをJarファイルに書き出す。
図7 「エクスポート」メニューで、プログラムをJarファイルに書き出す。

次のページ
アプレットとして表示する

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Javaで軽快に使える「軽量フレームワーク」特集連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

掌田 津耶乃(ショウダ ツヤノ)

三文ライター&三流プログラマ。主にビギナーに向けたプログラミング関連の執筆を中心に活動している。※現在、入門ドキュメントサイト「libro」、カード型学習サイト「CARD.tuyano.com」を公開...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/5111 2010/05/12 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング