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SQL Anywhere 12のマテリアライズドビューサポートの向上について

原文: Improvements to materialized view support in SQL Anywhere 12

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 SQL Anywhereのバージョン12は、より幅広いクラスのマテリアライズドビューをサポートしています。このテーマについては、私の同僚であるAnil Goelが8月のSybase Techwaveカンファレンスで講演を行う予定です。本記事は、その講演のごく簡単な序説だと思ってください。 (原文:Improvements to materialized view support in SQL Anywhere 12、2010/07/26投稿)

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 本稿はデータベースソフトウェア「SQL Anywhere」およびデータベース全般に関する英語ドキュメントを翻訳する形で提供しています。図など、部分的に英語のままになっていますが、製品のSQL Anywhere自体は完全に日本語化されていますのでご安心ください。

 SQL Anywhereバージョン12は、より幅広いクラスのマテリアライズドビューの定義をサポートしています。特に、左外部ジョイン(LEFT OUTER JOIN)と右外部ジョイン(RIGHT OUTER JOIN)を含む即時マテリアライズドビューをサポートしています。このテーマについては、私の同僚であるAnil Goelが、8月の第2週にワシントンDCで開催されるSybase Techwave 2010カンファレンスにおいて2部構成のセッションで大いに語ってくれることになっています。そののため、以下はそのAnilの講演に向けてのごく簡単な序説だと思ってください。

即時反映が可能なビューのクラス

 SQL Anywhere 12の即時マテリアライズドビューは、リレーショナル射影、セレクション、内部ジョイン、左外部ジョイン、右外部ジョイン、グループ演算子を含む、単一のSELECTブロックから構成されていなくてはなりません。マテリアライズドビューのSELECT文がGROUP BY句を含む場合は、以下の2つの制限があります。

  • このクエリではHAVING句も含むことができない
  • このクエリのSELECTリストはシンプルなCOUNT(*)集約関数を含まなければならない

 クエリ内で指定したその他の条件式によっては、さらに追加の制約があります。以下で例を1つ紹介しますが、詳細はSQL Anywhereのマニュアルに譲ることにします。

 即時マテリアライズドビューの定義に以下を含むことはできません。

  • GROUPING SETS句、CUBE句、またはROLLUP
  • SELECT DISTINCT句(代わりにGROUP BY句が使用可能)
  • ローを制限する句(TOP句、START AT句、LIMIT句、またはOFFSET句)
  • セルフジョインと再帰ジョイン
  • 集約関数を使った複雑な条件式

次のページ
即時マテリアライズドビューの作成

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この記事の著者

Glenn Paulley(Glenn Paulley)

カナダ オンタリオ州 ウォータールー R&DセンターにてSQL Anywhere 開発における Director of Engineering としてクエリ・オプティマイザなどの開発をリードしている。・IvanAnywhere

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/5635 2011/11/28 18:01

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