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MultiRow for ASP.NET+InputMan for ASP.NETの最強タッグInputManCellを検証する

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2011/01/31 14:00

ダウンロード サンプルソース (27.7 KB)

 MultiRow for ASP.NET 1.0Jには、SP1から入力文字列制御のコンポーネント「InputMan」の機能を利用できる「InputManCell」が実装されました。今回はこの2つを組み合わせることで、どのようなメリットがあるのかを検証していきたいと思います。

目次

「MultiRow」+「InputMan」を検証する

 MultiRow for ASP.NET 1.0Jは、Webアプリにおける一覧形式の編集画面で、操作性を格段に向上させます。特に業務Webアプリのように、一覧で大量にデータを入力するときにこそ、使っていただきたいコンポーネントです。

 MultiRowの一つ一つの項目はセルと呼ばれていて、“ASP.NET Webコントロールと同じような動作+α”という仕様になっています。今回紹介するのは、このセルに、入力系コントロールの定番とも言えるInputManのASP.NET版「InputMan for ASP.NET 3.0J(SP3以降)」を使えるようにする合体技です。これは、MultiRow for ASP.NET 1.0JにSP1から実装された「InputManセル」によって実現することができます。次の表は、その機能一覧です。

表1 InputManセルの一覧
セル型 機能
テキスト入力 文字種の制限
半角全角変換などの自動変換
バイト数による最大文字数制限
入力行数の制限
サロゲートペアの入力禁止
マスク入力 正規表現による書式
スピン機能による選択
サロゲートペアの入力禁止
日付入力 表示書式と入力書式
和暦
休日指定
スピン機能による値の変更
ドロップダウンカレンダー
数値入力 表示書式と入力書式
接頭、接尾語の表示
ドロップダウン電卓
スピン機能による値の変更
複数列コンボ 複数列ドロップダウンリスト
項目ヘッダ
ステータスバー表示
項目検索
表示書式と入力書式
画像項目

 今回は、SP1公開以前に執筆した記事「一覧更新画面を持つWebアプリの作り方~MultiRow for ASP.NETの編集機能を使いこなす!」で作成したサンプルにInputManセルを適用し、適用前・適用後での操作性などを検証しながら、MultiRowとInputMan両方を利用することのメリットやポイントを、評価・解説していきたいと思います。

MultiRow for ASP.NET 1.0J SP1適用前に作成したプロジェクトをSP1に対応させる

 MultiRow for ASP.NET 1.0Jでは、SP1適用前に作成したプロジェクトをSP1適用後に読み込むとエラーが検出されます。これは、SP1前後でアセンブリバージョンが「1.0.2010.609」から「1.0.2010.913」に変わっているためです。これらは、付属の移行ツールで移行が可能です。

 参考までに、今回のサンプルでアセンブリバージョンが記載されていたファイルを記載しておきます。次の3つです。

  • licenses.licxファイル
  • web.configファイル
  • MultiRowを使っているaspxファイル

テンプレートデザイナ

 MultiRow for ASP.NET 1.0JのSP1およびInputMan for ASP.NET 3.0JのSP3適用後は、Webフォームに配置したMultiRowを右クリックして[テンプレートデザイナ]メニューを選択し、テンプレートデザイナを起動すると、ツールボックスにInputManセルが追加されています。

図1 InputManセル
図1 InputManセル

 テンプレートデザイナでは、1レコード分のデザインを行います。今回のサンプルでは、MultiRowの標準セル型とInputManセルのセル型の違いが一目でわかるように、上下2段にして上段を標準、下段をInputManセルというデザインにしました。

図2 サンプルデザイン
図2 サンプルデザイン

 図2では、表示モードを「セル型」にしているので、どのセルにセル型を配置したのかが一目瞭然です。表示モードは他にもタブオーダーやバインドしている列名など、デザイン上で確認したいものがそろっています。


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著者プロフィール

  • 初音玲(ハツネアキラ)

     国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。  個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。  Microsoft MVP for Windows Development...

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連載:現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(MultiRow)
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