SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

ComponentZine(InputMan)

日付入力をカレンダーから行うWPFアプリケーションの作成

PowerTools InputMan for WPF 1.0JのGcDateTimeコントロールを使ったWPFアプリケーションの作成

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 今回も前回に引き続き、入力インタフェースの構築を強力にサポートする「PowerTools InputMan for WPF 1.0J」に着目します。本稿では、「GcDateTimeコントロール」を使って、簡単な休暇申請フォームを持ったWPFアプリケーションを作成してみました。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

はじめに

 日付の処理はアプリケーションで多く使われていますが、WPFアプリケーションでも日付の入力を求めるアプリケーションを作成する場合があります。日付入力のインターフェイスはカレンダーを使ったものが主流ですが、ただ日付を選ぶものよりも、カラフルな表示や和暦、曜日の表示など、多彩な機能を持ったコントロールがあるとUIも作りやすくなります。

 PowerTools InputMan for WPF 1.0JのGcDateTimeコントロールは、ドロップダウンカレンダースピン機能を備え、視覚的な日付入力をユーザーに提供するコントロールです。西暦・和暦表示が行え、外観や機能をカスタマイズできるので、最適な日付入力インタフェースを作ることができます。

 今回は、このGcDateTimeコントロールを使って、簡単な休暇申請フォームを持ったWPFアプリケーションを作成してみました。

書式設定も豊富で、フィールド単位での表示設定なども可能
書式設定も豊富で、フィールド単位での表示設定なども可能
和暦の表示
和暦の表示
ドロップダウンボタンでカレンダー表示
ドロップダウンボタンでカレンダー表示

対象読者

 Visual Basic、Visual C# 2010を使ってプログラムを作ったことのある人

必要な環境

 Visual Basic 2010、Visual C# 2010、Visual Studio 2010でプログラムが作れる環境。なお、本プログラムはWindows Vista上で動作するVisual Studio 2010を使用して作成し、動作確認を行っています。

※サンプルソース実行時の注意事項

 動作環境として、あらかじめ.NET Framework 4.0 がインストールされている必要があります。動作するOSは、以下を参照ください。


動作するOS一覧
OS 32ビット(x86) 64ビット(x64)
Windows XP 日本語版
Windows Vista 日本語版
Windows 7 日本語版
Windows Server 2003 日本語版
Windows Server 2008 日本語版
Windows Server 2008 R2 日本語版 -

コンポーネントのインストール

 この記事の手順を試すには、Visual Studio、Visual Basic、Visual C#の開発環境にPowerTools InputMan for WPF 1.0Jをインストールする必要があります。インストーラは、グレープシティのWebページからダウンロードできます。

 製品ページの[申込フォーム]をクリックし、グレープシティのWebサイトへ必要情報を登録すると、添付トライアルライセンスキーファイルとダウンロードサイトを記載したE-Mailが送られてきますので、ここからダウンロードします。制限事項などの詳細については、インストーラに同梱されているリリースノートを参照ください。

コントロールの追加

 PowerTools InputMan for WPF 1.0Jをインストールしたら、ツールボックスに専用のタブを作成し、使用するコンポーネントを追加します。追加するコンポーネントは、[WPFコンポーネント]で、アセンブリ名が[GrapeCity.WPF.InputMan]の「GcDateTime」コントロールです。

WPFコンポーネント名が[GrapeCity.WPF.InputMan]の「GcDateTime」コントロールを選択する
WPFコンポーネント名が[GrapeCity.WPF.InputMan]の「GcDateTime」コントロールを選択する

次のページ
GcDateTimeコントロールについて

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ComponentZine(InputMan)連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/6112 2018/03/15 15:50

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング