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リボンインターフェースでチャート表示を切り替える.NETアプリケーションの作成

Ribbon for Windows Forms 2.0JのC1Ribbonコントロールを使ったアプリケーションの作成

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チャートを散布図に変更

 4番目のボタンは、チャートを散布図に変更します。散布図は「XYPlot」の線をなくし、シンボルだけにしたもにです。ですので、「LineStyle.Pattern」プロパティを「LinePatternEnum.None」に設定して線を消し、シンボルだけにします。

 ここでも横棒グラフから変更される場合を想定し、XY軸のデータを元に戻すためにInvertedプロパティをFalseに設定しておきます。

Visual Basic
Private Sub RibbonButton4_Click(sender As System.Object, e As System.EventArgs) Handles RibbonButton4.Click
    C1Chart1.ChartGroups(0).ChartType = C1.Win.C1Chart.Chart2DTypeEnum.XYPlot
    C1Chart1.ChartGroups(0).ChartData.SeriesList(0).LineStyle.Pattern = C1.Win.C1Chart.LinePatternEnum.None
    C1Chart1.ChartGroups(0).ChartData.SeriesList(1).LineStyle.Pattern = C1.Win.C1Chart.LinePatternEnum.None
    C1Chart1.ChartArea.Inverted = False
End Sub
    
C#
private void ribbonButton4_Click(object sender, EventArgs e)
{
    c1Chart1.ChartGroups[0].ChartType = C1.Win.C1Chart.Chart2DTypeEnum.XYPlot;
    c1Chart1.ChartGroups[0].ChartData.SeriesList[0].LineStyle.Pattern = C1.Win.C1Chart.LinePatternEnum.None;
    c1Chart1.ChartGroups[0].ChartData.SeriesList[1].LineStyle.Pattern = C1.Win.C1Chart.LinePatternEnum.None;
    c1Chart1.ChartArea.Inverted = false;
}

元のステップチャートに戻す

最後のボタンは、チャートを元のステップチャートに戻します。これは、Chart2DTypeEnum列挙体のメンバを「Step」にし、散布図から変更されることを想定して線を描画するようにします。

 なお、ここでも横棒グラフから変更される場合を想定し、XY軸のデータを元に戻すためにInvertedプロパティをFalseに設定しておきます。

Visual Basic
Private Sub RibbonButton5_Click(sender As System.Object, e As System.EventArgs) Handles RibbonButton5.Click
    C1Chart1.ChartGroups(0).ChartType = C1.Win.C1Chart.Chart2DTypeEnum.Step
    C1Chart1.ChartGroups(0).ChartData.SeriesList(0).LineStyle.Pattern = C1.Win.C1Chart.LinePatternEnum.Solid
    C1Chart1.ChartGroups(0).ChartData.SeriesList(1).LineStyle.Pattern = C1.Win.C1Chart.LinePatternEnum.Solid
    C1Chart1.ChartArea.Inverted = False
End Sub
C#
private void ribbonButton5_Click(object sender, EventArgs e)
{
    c1Chart1.ChartGroups[0].ChartType = C1.Win.C1Chart.Chart2DTypeEnum.Step;
    c1Chart1.ChartGroups[0].ChartData.SeriesList[0].LineStyle.Pattern = C1.Win.C1Chart.LinePatternEnum.Solid;
    c1Chart1.ChartGroups[0].ChartData.SeriesList[1].LineStyle.Pattern = C1.Win.C1Chart.LinePatternEnum.Solid;
    c1Chart1.ChartArea.Inverted = false;
}

 以上でできあがりです。

まとめ

 リボンインターフェースは、Microsoft Officeと同じルック&フィールの操作系をアプリケーションに組み込むことができます。今回はまず、その概要と基本的な専用コントロール(アクション)の使い方を紹介しました。

 次回からは、もう少し踏み込んだリボンの使い方を紹介していきます。

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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