市区町村名でグループ化したレポートの作成
次にもう一つレポートを作成します。これはデータを市区町村名でグループ化し、データにアクセスしやすくしたものです。グループ化するとグループ名でアウトラインが作成されるので、データが見やすくアクセスしやすくなります。
レポートは、今作成したのと同じレポート定義ファイルの中に作成します。
1. C1Reportデザイナ左ペインにある[レポートの作成]をクリックします。レポート新規作成ウィザードが起動します。
2. すでにデータソースを選ぶ画面になっていますので、そのままテーブル「図書館一覧」をクリックし[次へ]ボタンをクリックします。
3. 「利用可能なフィールド」が表示されますので、「市区町村」を除く4つのフィールドをダブルクリックして「詳細」に移動し、[次へ]ボタンをクリックします。ここで選択したフィールドがレポートに使用されます。
4. 「表形式」をクリックし、[次へ]ボタンをクリックします。そして、レポートのスタイル「Solstice」を選びます。
5. レポート名を設定するページに移り、「図書館リストグループ」という名前でレポートを保存します。
6. デザイナに戻ると、「図書館リストグループ」という名前のレポートが作成されていますので、[デザイン]タブをクリックします。そして、[並び替え/グループ化]ボタンをクリックします。
7. 「並び替え/グループ化」ダイアログが表示されます。ここでは、グループ化するフィールドを指定します。まず、[追加]ボタンをクリックします。そして、「グループ書式」のリストから「市区町村」を選びます。「グループの保持」では「グループ全体」を選び、「ヘッダセクション」をクリックしてOKボタンをクリックします。
8. デザインモードに戻ると、「市区町村_ヘッダ」と「市区町村_フッタ」が追加されています。この「市区町村_ヘッダ」がグループヘッダになり、ここに表示したいフィールドなどを作成します。
リボンの「データフィールド」をクリックします。フィールドリストが表示されますので、「市区町村」をクリックします。
9. マウスポインタが十字に代わりますので「市区町村_ヘッダ」の上でドラッグし、フィールドを配置します。
10. リボンの[矩形の追加]ボタンをクリックし、「市区町村_ヘッダ」に四角形を描画します。
11. [プロパティ]タブをクリックし、「BackColor」プロパティを「Tan」にします。そして、BorderColorプロパティを「Transparent」にします。
12. 図形の上で右クリックしショートカットメニューから[最背面に移動]をクリックします。これで、図形はフィールドの背面に配置されます。
13. フィールド「市区町村」をクリックして幅を調整し、次のプロパティを設定します。
プロパティ | 設定値 |
---|---|
Font-Size | 14 |
ForeColor | SeaShell |
14. リボンの[アンバウンド画像の追加]ボタンをクリックし、「book.jpg」を選んで四角形の横に配置します。そして、画像の上で右クリックしショートカットメニューから[最背面に移動]をクリックします。
15. リボンから[直線の描画]をクリックし、四角形と画像の下側に直線を入れます。
16. [ホーム]タブをクリックしてデザインモードに戻り、「PageHeader」と「Detail」に配置した各フィールドのサイズを調整し、データがきちんと表示できるようにします。
17. 以上でグループヘッダの装飾は完了です。プレビューボタンをクリックして出来上がりを確認します。[アウトライン]タブをクリックしアウトラインができていることを確認してください。
これで、2つ目のレポートが出来上がりです。レポート定義ファイルを上書き保存し、C1Reportデザイナを終了します。