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データベースのデータを集計して分かりやすくレポートするASP.NETアプリケーションを簡単に作る

「ReportViewer for ASP.NET Wijmo」のC1ReportViewerコントロールを使ったアプリケーションの作成(2)

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レポート表示処理の作成

 Webページとレポート定義ファイルが作成できましたので、C1ReportViewerコントロールで表示するコードを作成します。

 1. C1ReportViewerコントロールをクリックし、「FileName」「ReportName」プロパティを設定します。アプリケーション起動時は、単純な一覧表レポートを表示するようにします。

プロパティ 設定値
FileName ~/App_Data/東京都立図書館一覧.xml
ReportName 図書館リスト レポート

 2. DropDownListコントロールのSelectedIndexChangedイベントハンドラで、「ReportName」プロパティの値を切り替える処理を記述します。

Visual Basic
Public Class _Default
    Inherits System.Web.UI.Page

    Protected Sub Page_Load(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Me.Load
        Label1.Text = C1ReportViewer1.FileName
    End Sub

    Protected Sub DropDownList1_SelectedIndexChanged(sender As Object, e As EventArgs) Handles DropDownList1.SelectedIndexChanged
        If DropDownList1.SelectedIndex = 0 Then
            C1ReportViewer1.ReportName = "図書館リスト レポート"
        Else
            C1ReportViewer1.ReportName = "図書館リスト グループ"
        End If
    End Sub
End Class
C#
namespace Group_Report_cs
{
    public partial class _Default : System.Web.UI.Page
    {
        protected void Page_Load(object sender, EventArgs e)
        {
            Label1.Text = C1ReportViewer1.FileName;
        }

        protected void DropDownList1_SelectedIndexChanged(object sender, EventArgs e)
        {
            if(DropDownList1.SelectedIndex == 0)
            {
                C1ReportViewer1.ReportName = "図書館リスト レポート";
            }else
            {
                C1ReportViewer1.ReportName = "図書館リスト グループ";
            }
        }
    }
}

まとめ

 C1ReportViewerコントロールは、複数のレポート定義ファイルを切り替えて表示できるので、1つのデータベースファイルを違う形式のレポートで表示したり、複数のデータベースファイルを1つのC1ReportViewerコントロールで表示したりできます。

 C1ReportViewerコントロールを使うと、規模の大きいアプリケーションにも対応できるので、Webページでデータベースデータから複数の帳票を印刷する場合や入力インターフェースを作成するなどに威力を発揮するのではないでしょうか。

参考資料

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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