C1Reportデザイナの概要
今回の作業は、主にC1Reportデザイナでのレポート定義作成の作業です。また、前回の記事「データベースのデータからレポートを作成するASP.NETアプリケーションを簡単に作る」では、C1Reportデザイナについてほとんど説明していませんでしたので、ここで概要を紹介しておきます。
C1Reportデザイナの特徴
C1Reportデザイナアプリケーションは、C1Reportコンポーネント用レポート定義ファイルの作成と編集を行うツールです。
デザイナでは、C1Reportコンポーネントによって読み取ることができるファイル(XML)の作成、編集、ロード、保存を行えます。Microsoft Accessファイル(MDB)とVSReport 1.0(VSR)からレポート定義をインポートすることもできます。
C1Reportデザイナは、ComponentOne Studio 2012JまたはComponentOne Studio for ASP.NET Wijmo 2012Jをインストールすると、自動的にWindowsのスタートメニューに組み込まれますので、ここから起動します。
C1Reportデザイナは、次のコンポーネントで構成されています。
コンポーネント | 説明 |
---|---|
[アプリケーション]ボタン | [アプリケーション]ボタンをクリックしてメニューを開き、レポート定義ファイルをロードおよび保存し、レポート定義をインポートおよびエクスポートします。 |
[ホーム]タブ | [プレビュー]、[編集]、[フォント]、[グリッド]、および[表示]メニュー機能へのショートカットを提供します。 |
[デザイン]タブ | [フィールド]、[データ]、および[スタイル]メニュー機能へのショートカットを提供します。 |
[レイアウト]タブ | [ページ設定]および[配置]メニュー機能へのショートカットを提供します。 |
[プレビュー]タブ | レポートが印刷プレビューに表示されているときにのみ表示されます。 |
[ヘルプ]ボタン | C1Reportデザイナヘルプと[バージョン情報]画面を表示するオプションを提供します。この画面は、アプリケーションに関する情報を表示します。 |
[レポート]タブ | 現在のレポート定義ファイルに含まれるすべてのレポートをリスト表示します。レポート名をダブルクリックして、レポートをプレビューまたは編集できます。リストを使用して、レポートを名前変更し、コピーし、削除することもできます。 |
[フィールド]タブ | 現在のレポートに含まれるすべてのフィールドをリスト表示します。 |
[プロパティ]タブ | デザイナで選択したオブジェクトのプロパティを編集できます。 |
[ページ]タブ | プレビューモードでのみ使用できます。このタブには、ドキュメント内のすべてのページのサムネイルが含まれます。 |
[アウトライン]タブ | プレビューモードでのみ使用できます。このタブでは、ドキュメントのテキストの輪郭が表示されます。 |
[検索]タブ | プレビューモードでのみ使用できます。このタブには、ドキュメント内のテキストを検索できる詳細ペインが表示されます。 |
[プレビュー/デザイン]ペイン | このペインは、デザイナの主作業領域です。プレビューモードでは、現在のレポートを表示します。デザインモードでは、レポートのセクションとフィールドが表示され、レポート定義を変更できます。 |
ステータスバー | ステータスバーは、デザイナが現在実行している作業(ロード、保存、印刷、表示、インポートなど)に関する情報を表示します。ステータスバーの右側にあるズームスライダをドラッグして、選択したレポートをズームできます。 |