解説
今回は、繰り返し処理を行う「ループ処理」です。その中から「for文」を紹介します。
for文は、初期化式、継続条件式、繰り返し処理、変化式という4つの処理を、一定の書式で書きます。
┃ ┌┸───┐ │初期化式│ └┰───┘ ┃ ┌┸────┐ │継続条件式│←━━┓ └┰──┰─┘ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃┌─┸────┐┃ ┃│繰り返し処理│┃ ┃└─┰────┘┃ ┃ ┃ ┃ ┃┌─┸─┐ ┃ ┃│変化式│ ┃ ┃└─┰─┘ ┃ ┃ ┗━━━━━┛ ┃ ↓
初期化式では、ループ処理で使う変数を初期化します。配列の値を取り出すような処理では、配列の値を1つずつ取り出すための変数を用意します。配列を先頭から順に取り出す場合は「i = 0」のように、配列の先頭の数字である0を値に設定します。
継続条件式は、booleanで結果を返す式を書きます。この条件を満たしている間、ループ処理は続きます。配列の値を取り出すような処理では、「i < array.length」のように、配列のサイズ未満という条件式を書くことが多いです。
繰り返し処理の部分には、繰り返し行いたい様々な処理を書きます。
変化式は、繰り返す際に、条件を変えていくための変数の値の変更処理を書きます。配列の値を取り出すような処理では、「i ++」のように、参照する配列の値の位置を1つずつ変えていくことが多いです。
実際のfor文は以下のようになります。
for (初期化式; 継続条件式; 変化式) { 繰り返し処理 } sum = 0; for (i = 0; i < array.length; i ++) { sum += array[i]; }
サンプル
for文を使った処理を、JavaScriptで簡単に書いてみます。
<html> <head> <title>「条件演算子」のサンプル</title> </head> <body> <pre><script type="text/javascript"> var array = [11, 22, 33, 44, 55, 66, 77, 88, 99]; var sum = 0; // ループ処理で加算 for (i = 0; i < array.length; i ++) { sum += array[i]; } document.writeln("合計値 : " + sum); </script></pre> </body> </html>
合計値 : 495