初めての通知ハブを作成
通知ハブは、無償層利用をサポートしており、無償で、登録された500のデバイスに毎月10万回送信することができるので、非常に簡単に始められます。
新しい通知ハブを作成するには、Windows Azureの管理ポータル内で、New->App Services->Service Bus->Notification Hubを選択するだけです。
新しい通知ハブの作成は1分かかりません。作成が完了すると、掘り下げると、そのアクティビティのDASHBOARDビューを確認できます。そのDASHBOARDでは、登録されているデバイスの数や、そこへプッシュしているメッセージの数、また配信に成功または失敗したメッセージの数が確認できます。
ハブが作成できたら、“CONFIGURE”タブをクリックして、通知ハブを使用するさまざまなプッシュ型通知サービス(Windows Store/Phone、iOS、Android)に対するアプリの資格情報を入力します。
これで通知ハブは準備完了です。
デバイスの登録とブロードキャスト通知の送信
通知ハブが作成されたので、それをデバイスのアプリに登録します。Windows 8、Windows Phone 8、Android、iOS用のデバイスSDKがあるので、これを行うのは非常に簡単です。
以下は、Windows 8のクライアントアプリに、"mytag"もしくは"myOtherTags"タグ/トピックに送信されるブロードキャスト通知に、ユーザの興味を登録するC#のコードになります。
await hub.RegisterNativeAsync(channel.Uri, new string[] { "myTag", "myOtherTag" });
デバイスが登録されれば、アプリのバックエンドがトピック/タグへメッセージを送信すると、自動的にプッシュ型通知メッセージを受信します。Windows Azure Mobile Service、独自の.NETバックエンドアプリ、Node.js SDKまたはREST APIを使用した他のアプリのバックエンドから通知ハブを使用できます。以下のコードは、.NET SDKを使用した独自の.NETバックエンドアプリから通知ハブへメッセージを送信する方法を示しています。
var toast = @"<toast><visual><binding template=""ToastText01""><text id=""1"">Hello everybody!</text></binding></visual></toast>"; await hub.SendWindowsNativeNotificationAsync(toast);
アプリのバックエンドからの上記のようなシングルコールは、通知ハブに登録されている任意の数のデバイスへ安全にメッセージを送信します。通知ハブは、送信するユーザ数に関係なく(たとえそれが数千万でも)、送信内容の詳細をすべて処理します。
通知ハブのスケーリングとモニタリング
アプリが構築できると、Windows Azure管理ポータルから直接ユーザのスケールを数百万に簡単に拡張することができます。
管理ポータルで通知ハブの“SCLAE”タブをクリックすれば、デバイスやメッセージの数を設定できます。
スケーリング機能の他に、通知およびお客様への送信について約50のメトリクスをモニターおよび追跡することもできます。
通知ハブについての詳細
通知ハブの詳細については、ビデオチュートリアル、詳細なシナリオガイダンス、SDKへの参照リンクなどがある>通知ハブサービスページをご確認ください。
2013年9月30日まで、すべてのWindows Azureサブスクライバに無償で通知ハブを提供させて頂きます。
2013年10月1日から、基本および標準層での通知ハブに対して課金を開始します。無償層は、500の登録済みデバイスへ毎月10万通知まで無償でサポートしていきます。