ロードバランサプローブ設定の構成
今回のリリース以前は、独自のネットワークプローブ設定には、PowerShell、Cross Platform CLIツール、REST管理用コードを使用する必要がありました。このWindows Azureのリリースで、Windows Azure管理ポータルを使用してこれらの設定が構成できるサポートを追加しました。
仮想マシン上の新規または既存のエンドポイントに、負荷分散されたセットを設定することができます。
既存の仮想マシンでこれを行うには、ポータル内のVMを選択し、その中のENDPOINTSタブに移動した後、外部の発信者に開きたいエンドポイントを追加または編集してください。
編集エンドポイントダイアログでは、インターネットに開いている(および今回のリリース以前から存在している)ポートの表示または変更ができます。
上記のダイアログ内の"Create Load-Balanced Set"または"Reconfigure the Load-Balanced Set"チェックボックスを選択すると、ウィザード内で次のページに進むことができ、負荷分散されたセットとネットワークプローブのプロパティが表示されます。
上の画面を使用すると、ネットワークプローブの設定のTCPまたはHTTPベースへの変更、プローブしたい内部ポートの設定(ネットワークプローブをプライベートにして、パブリックトラフィックで使用しているものとは別のポートを使用した場合)、プローブ間隔(デフォルトは15秒ごと)の設定、ネットワークローテーションから自動的にマシンが削除される前にネットワークプローブが失敗可能な回数の設定(デフォルトは2回)が可能です。
ネットワークプローブ問題の特定
ネットワークプローブ設定を作成/編集できるようになった他、今回のWindows Azure管理ポータルリリースでは、ネットワークプローブの設定ミスや問題を浮上させます。例えば、仮想マシンプレビュー時にVMを作成して、プローブが必要な設定項目になる前に負荷分散されたセットを構成した場合、LOAD-BALANCED SET NAMEカラムの下に必要なプローブ構成が足りないことを示すエラーアイコンを表示して、その負荷分散されたセットが正しく設定されていないことを示します。
ポータルの"Management Services"セクションで操作ログとアラート
以前は、Windows Azure管理ポータルの“SETTINGS”拡張の下に、"ALERTS"と"OPERATION LOGS"のタブがありました。今回の更新で、これらの分野横断的管理やモニタリング機能を、Windows Azureポータルの新しい“MANAGEMENT SERVICES”という名前の拡張へ移動させます。目標は、一般的な管理サービスにより簡単にたどりつくことができ、すべてのWindows Azureサービスの機能分類をより分かりやすくしていくことです。今後いくつかのリリースに渡って、Windows Azureの分野横断的機能への改善および追加を継続して行っていきます。
この変更は以前構成した既存のアラートルールへの影響はありません。ただ、ポータルで表示される場所が異なりますのでご注意ください。
操作ログへの追加
以前は、クラウドサービスおよびStorage操作の操作履歴が確認できました。
このリリースでは、以下のエリアの操作履歴データを追加しました。
- ディスク操作:仮想マシンディスクの追加と削除
- Autoscale:Autoscaleの設定変更とアクション
- アラート
- SQLバックアップ設定の変更
今年後半に行う更新で、他のすべてのサービス/オペレーションもこのリストに追加します。
まとめ
今回のリリースには、よりよいクラウドソリューションを構築するための素晴らしい機能が数多く含まれています。
もしまだWindows Azureアカウントをお持ちでなければ、無償トライアルにサインアップして、上記機能をすぐにお試し頂けます。アプリの構築方法などの詳細は、Windows Azure Developer Centerで確認してください。
Hope this helps,
Scott
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