これからのゲームは創っておしまいではない
「これからの時代は開発と運営がセット」と述べる森下氏。面白いゲームを作ることが第一目標だが、そのためにはサービスインがゴールではなく、日々の運営も頑張るしかない。
具体的には、ダウンロード数といった指標でなく、アクティブユーザー数が最重要であるとした。また、ピークに達したら下ってしまう「山」を描くのではなく、「山脈」として伸ばしていくイメージがサービス運営で大事だとも述べる。
細かい部分では、「トラブルは、チャンスにもなる」「告知は早く、こまめに」「迷ったときは、正しいと思う事をする」「失敗は明日の糧」という方針も示した。
「人材を得る事が第一にて候。迂遠(うえん)に似候えども教育よりほか道は御座なく候」をアレンジ
ゲーム業界の発展には開発者一人一人の意識改革が必要
最後に、森下氏は「経験」について振り返った。
十数年も運営していると失敗も多い。自分たちで地雷を踏んでいかないといけなかったし、正しいと思った事が失敗する。しかし、多くの失敗とほんの少しの成功で磨かれる(言葉で説明できない)「勘」を養うことこそが重要で、そのようなベースをもとにパズドラなどのヒット作が生まれている。そのためには「トラブルにくじけず、よいサービス、理想を目指して頑張っていくしかない。逃げてはいけない」とした。
「僕たちにもあるんだよ。物理学者の勘というものがね」をアレンジ
「たまに成功した時は『運』が良かったと思うようにし、成功体験に縛られない」「自ら一緒にゲームを創り、一緒に学んでいく。そうしていく以外、ゲーム創りを教える方法はない」いう謙虚な姿勢も示した。
「正義は、たまに勝つ!」をアレンジ
そして、森下氏は「市場が大きくなってもゲーム業界は変わらない。さらに発展するには、一人一人の志が重要。開発者が学び、ゲームを育てる力を養ってこそ、十年後、百年後、この業界はもっと良くなる。誰にでもヒット作を創るチャンスはある」と意識改革の重要性を唱え、「つまらなかったら創り直す! ちゃぶ台返しだ!!」というセリフとともに講演を締めくくった。
「会津だけが利口になっても世の中は変わらねぇ。誰もが学び、世界を見る目を養ってこそ、十年後、百年後、この国はもっと良くなる」をアレンジ
「やられたらやり返す。倍返しだ!」をアレンジ
