クラウドサービス:WebおよびWorkerロールによるWindows Server 2012 R2使用をサポート
今回のWindows Azureリリースでは、クラウドサービスベースのアプリケーション内で、Windows Server 2012 R2および.NET 4.5.1をWebおよびWorkerロールで使用することができます。これを有効にするのは簡単です。
新しい "OS Family 4"設定を使用するようにクラウドサービス構成ファイル(.cscfg)を更新すると、Windows Server 2012 R2を使用するように既存のクラウドサービスアプリケーションを構成できます。
また、Windows Azure管理ポータルを使用して、すでにWindows Azure上に展開されているクラウドサービスを更新することもできます。CONFIGUREタブを選択し、Operating System FamilyドロップダウンからWindows Server 2012 R2を選択してください。
上記を行うことで、Windows Server 2012 R2および.NET 4.5.1、またそれらが提供するすべての素晴らしい機能が利用できるようになります。
Windows Azureパック:Windows Server 2012 R2でWindows Azure機能を使用
Windows Azureパックも一般公開しました。これは無償でダウンロードでき、独自のデータセンター、オンプレミスのプライベートクラウド環境、Windows Severを実行しているサービスプロバイダー/ホスティングパートナーのいずれかでWindows Azure技術を実行することができます。
Windows Azureパックでは、Windows Azure管理ポータルとまったく同じUIの管理ポータルを使用することができます。そこでは、仮想マシン、Webサイト、Service Busの作成および管理が可能で、すべてWindows Serverおよびシステムセンターで実行可能です。
Windows Azureパックで提供されるサービスは、Windows Azureの一般クラウドサービスで提供されるサービスと一貫性があります。この一貫性により、同じ開発および管理方法を使用する任意のホスティング環境で実行できるアプリケーションやソリューションを、組織や開発者が構築できるようになります。最終的には、非常に柔軟性の高いものが提供できます。
Windows Azureパックのダウンロード/展開、そしてその詳細についてはここからご確認ください。
値下げ:メモリ集約型インスタンスでは最大22%までの値下げ
今回、メモリ集約型VMインスタンス(特にA5、A6、A7のインスタンス)で最大22%の値下げも行っています。
これらの値下げは、WindowsおよびLinuxのVMインスタンスと、クラウドサービスベースのアプリケーションに適用されます。
これらの値下げは11月から適用されます。これにより、より多くのメモリを要するアプリケーション(SharePoint、データベース、インメモリ分析など)をより効率的に実行できるようになります。
まとめ
今回のリリースにより、Windows AzureでWindows Server 2012 R2をすぐに使用開始できます。また、すでにお使いのデータセンターまたは私たちのパートナーのデータセンターでWindows Azureのパックを使用し、このクラウドOSビジョンをご利用いただけます。
もしまだWindows Azureアカウントをお持ちでなければ、無償トライアルにサインアップして、上記機能をすぐにお試し頂けます。アプリの構築方法などの詳細は、Windows Azure Developer Centerで確認してください。
Hope this helps,
Scott
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