長いリクエストを処理したり、オフラインになった時に呼び出されるサービスを有効にしたりするには、Webサービスを立ち上げて呼び出すより、StorageキューにメッセージをPOSTしておく方がいいと思います。StorageキューにメッセージをPOSTしておく方法は、アクションにStorage Queueを選択し、リクエストを送信するStorageアカウントとキューを作成するか選択してください。
実行するジョブが定義できたら、定期的スケジュールの設定を行いたいと思います。再実行設定は、後日実行設定、定期実行設定、今すぐ実行(テストに便利)設定と同じくらい簡単に行えます。
ジョブが作成されると、ジョブはジョブビューに一覧表示されます。
ジョブビューでは、ジョブの失敗/障害状況の概要が表示され、historyタブをクリックすると、より詳細な状況(HTTPベースジョブに対するHTTPレスポンスヘッダおよびボディを含む)が確認できます。
Schedulerをぜひお試しください。信頼できる方法でジョブが自動化できる非常に便利な方法だと思っていただけると思います。以下のリンクは、使用方法(およびコマンドラインまたは独自アプリケーションからタスクを自動作成する方法)についての詳細になります。
- Documentation
- .NET API NuGetパッケージ
- Schedulerに関するあらゆる質問についての回答を確認するには、MSDNフォーラム
- Schedulerに関するフィードバックやアイデアの投稿は、フィードバックフォーラム
- Schedulerの価格に関する詳細ページ(注:すべてのサブスクリプションには無償層があります)
Storage:新しいRead-Access Geo Redundant Storageオプション
新しいRead-Access Geo Redundant Storage(RA-GRS)オプションのプレビューリリースを発表でき、非常にうれしく思います。RA-GRSは、Windows Azure Storage Geo Replicated Storageのメジャー改良版になります。以前、このGeo-Replicated Storageにより、あるプライマリ領域から他の領域(例えば、米国東海岸から米国西海岸)へStorageデータ(Blob、キュー、テーブル)を自動複製するビルドインサポートが提供されていましたが、Storageクラスタのフェイルオーバーを必要とした災害シナリオを除いては、セカンダリデータへのアクセスは提供されていませんでした。
今回のアップデートにより、セカンダリStorageレプリカの読み取りアクセスが常時可能になりました。これにより、プライマリStorageで一時的な障害が発生した場合、データへの即時アクセス(およびアプリケーション内で読み取ったフェールオーバーを自動処理するビルドインサポート)が可能になります。今回のアップデートで、データ複製のテストや追跡も行うことができるので、簡単にその複製検証が行えます(バックグラウンドで非同期に行われます)。
読み取りアクセスの有効化
RA-GRSサポートを有効にするには、Windows Azure Previewページで、Read Access Geo Redundant Storageプレビューにサインアップする必要があります。プレビューに登録できれば、管理ポータルにサインインし、StorageアカウントのConfigureタブでStorageアカウントに対して有効化するだけです。
有効化できれば、myaccountname-secondary.<service>.core.windows.netとして、セカンダリStorageエンドポイントにアクセスすることができます。プライマリStorageのエンドポイントと同じアクセスキーを、セカンダリStorageエンドポイントにも使用することができます。
RA-GRSおよびその使用方法についての詳細は、http://blogs.msdn.com/b/windowsazurestorage/archive/2013/12/04/introducing-read-access-geo-replicated-storage-ra-grs-for-windows-azure-storage.aspxのStorageブログ投稿をご確認ください。