本記事の環境
本記事は以下の環境で開発を進めております。
- 開発OS:Windows OS(UnityはMac OSでも同様に開発可能)
- Unity:4.6
- 開発言語:C#
- IDE:Visual Studio 2013 + Visual Studio Tools for Unity(標準のMono Developでも可)
OSについてはWindowsを利用しますが、Macでも同様に開発可能です。IDEにVisual Studioを利用しますが、標準のMonoDevelopでもコードは変わりません。
サンプルプログラムは本記事開始時(第13回終了直後)のプロジェクトが「project_014_start.unitypackage」、終了時点のプロジェクトが「project_014_end.unitypackage」となります。
記事開始時点の状態にする
本記事の冒頭時点の状態から開発を開始する方法を紹介します。
project_014_start.unitypackageのダウンロード
project_014_start.unitypackageをダブルクリックすることで、既存のプロジェクトにproject_014_start.unitypackageが読み込まれます。
新規プロジェクトで開始する場合は、新しいプロジェクトを作成したのち、上部メニューの「Assets」→「Import Package」→「Custom Package」でproject_014_start.unitypackageを読み込んでください。パッケージの読み込み時にエラーが発生する場合は、「C:」以下のファイル、フォルダーを外してインポートしてください。
以上で本記事開始時の状態のプロジェクトが開かれます。
今回作成するサンプルを実行する
今回作成する内容を実行すると以下のようになります。コードを書き始める前にゴールを確認しておくと理解しやすくなると思います。
- 今回作成するものを確認する(Unity Playerプラグインを許可する必要があります)
XBoxコントローラーのLスティックで左右に、Aボタンでキャラクターがジャンプします。
コントローラーについて
XBox360のコントローラー
PCゲームをプレイする場合、一般的に利用されるコントローラーはXBox 360のコントローラーです。
日本だとXBox 360ではなくてPlayStationなどのコントローラーが好まれそうですが、PCゲームが同じMicrosoftのWindows OS上で動作することがメインのため親和性が高い(入力方式であるXInputに対応)せいか、現在ではコントローラー対応のPCゲームはXBoxコントローラー対応になっているのがほとんどです。
そのため、本記事でも主にXBox 360コントローラーを想定して解説を進めていきます。
XBox 360コントローラーの導入
XBox 360コントローラーを利用するためには、以下のドライバーをインストールした上で、有線タイプならPCのUSBポートと接続するだけです。
実はこの時点でここまで作成したサンプルゲームがある程度動きます。
ある程度というのは、ジャンプはしないがコントローラーのLスティックでキャラクターを左右に動かすことができるという状態です。