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リクルートジョブズ流が学べる Webサービス開発・運営セミナー(AD)

Webサービスにおけるユーザーニーズの捉え方と整理の仕方~グロースハックはユーザー視点で行う 【第2回】

リクルートジョブズ流が学べる Webサービス開発・運営セミナー 第2回

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ユーザーテストの結果をどう整理するか

 次に、ユーザーテストの結果をどう整理しているのかを説明しましょう。

 基本的には、ユーザーテストに参加したメンバーも集まって課題を洗い出します。次の図の左側にある写真は、「ここでユーザーが困ったよね」「ここで一度止まったよね」とか、「ここが見にくかったのかな」「ここが分からなかったのかな」といったことを付箋に書いて貼り出した様子を撮影したものです。また、このタイミングで、「だったらこうした方がいいんじゃないか」みたいな改善案も出し合います。図の右下にある吹き出しなどは、そうして出た改善案を画面に貼り付けたものです。

ユーザーテストの結果から課題を見つけて付箋に書き出す。改善案も出し合う

 

 付箋に書いた課題を表の形でまとめた状態が、次の図です。

付箋に書いた課題を表の形でまとめた状態

 

 表の2列目にある「カスタマーの不」列には、ユーザーである求職者の方が抱える課題や悩み、問題点というものをまとめてあります。そこから根本的な「不」の要因や原因は何だろうということを整理し(「不の根本的な要因」列)、本質的な問題点というものを洗い出します(「問題の本質」列)。

 そして一番右の列に、問題点を解決するための「打ち手」を挙げています。単純な「ラベルのデザイン変更」という打ち手にも、フォントサイズなどA/Bテストにつながるようなものも出てきます。

 こういった課題が明確になっていると、「そういえば機能テストを受けてくださった主婦の方は、こういうところにお困りだったよね」とか、「意外と操作が速かったから、サイズはこれくらいがいいんじゃないか」といったことを想像しながら、Webサービスを開発、改善できると思います。

次のページ
A/Bテスト事例クイズ「一番良かったパターンはどれでしょう」

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この記事の著者

林 寛之(ハヤシ ヒロユキ)

株式会社リクルートジョブズ カスタマー企画開発1グループ グループマネージャー。2005年に株式会社リクルートに入社。UI/UXに横断的に取り組む組織に配属され、『じゃらん』『フロム・エー ナビ』『SUUMO』といったサービスのリニューアルや立ち上げに従事。その後、通販事業部に異動し、ネット店長としてA/B...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/8638 2015/06/03 12:25

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