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実例に学ぶチーム開発におけるNuGet導入のすすめ

NuGetを活用してライブラリの変更に柔軟に対応しよう

実例に学ぶチーム開発におけるNuGet導入のすすめ 第2回

ケース2:参照ライブラリ構成の変更に追従する

 システム開発を進めていくと、ライブラリの構成を変更せざるを得ない場合があります。構成の変更とは、もともと一つだったdllファイルを分割する、新たな機能を別のdllファイルとして追加する、複数のdllファイルに分かれていたものを統合する、などです(図7)。

図7:ライブラリ構成の変更例
図7:ライブラリ構成の変更例

dll直接配布の問題点

 こういったライブラリの構成を変更する際、dllファイルを直接配布していた場合の対応方法は次のようになります(図8)。

図8:dllを配布してライブラリ構成に対応する
図8:dllを配布してライブラリ構成に対応する

1. 提供者が新たなライブラリ構成で共有フォルダーにアップする

 MyLib.dll一つだったところに、MyLib2.dllを追加します。

2. 利用者がライブラリ参照をやりなおす

 各機能において、もともとあったMyLib.dllへの参照に加え、新たに追加されたMyLib2.dllへの参照も追加します。

 このやり方では、次の問題があります。

1) ライブラリ構成変更への対応作業が煩雑

 ライブラリを使用している機能が多ければ多いほど、人数が多ければ多いほど、ライブラリ変更の構成変更通知を漏れなく行き渡らせるのが大変になります。通知漏れを検出するには、ケース1でも少しふれた自動ビルドのタイミング等でビルドエラーになることを確認したり、対象全ソースのプロジェクトファイル(*.*proj)ファイルを解析して確認したりといった方法が必要になります。

 また、通知が行き渡ったとしても、その対応は各機能の担当者が行わないといけません。当然規模が多くなれば対応作業のミスも増えます。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 高野 将(タカノ ショウ)

<個人紹介>新潟県長岡市在住の在宅リモートワークプログラマー。家事や育児、仕事の合間に長岡IT開発者勉強会(NDS)、Niigata.NET、TDDBCなどのコミュニティに関わったり、Web記事や書籍などの執筆を行ったりしている。著書に『アプリを作ろう! Visual C#入門 Visual C# 2017対応』(日経BP社、2017)など。< WINGSプロジェクト について>有限会社 WINGSプロジェクト が運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での 登録メンバ は約50名で、現在も執筆メンバを 募集中 。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。 著書 記事 多数。 RSS X: @WingsPro_info (公式)、 @WingsPro_info/wings (メンバーリスト) Facebook

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