セルの値/スタイルを変更する
columnDefsパラメーターには、その他にも、以下のようなサブパラメーターが用意されており、セルの値を加工したり、ヘッダー/データ部のスタイルを変更したり、といったことが可能です。
パラメーター | 概要 |
---|---|
cellClass | セルに適用するスタイルクラス |
cellFilter | セルに適用するフィルター |
cellTooltip | ツールチップを表示するか |
displayName | タイトル行の表示名 |
enableHiding | セルの非表示機能を有効にするか |
field | 列に関連づけるデータフィールド |
headerCellClass | ヘッダーセルに適用するスタイルクラス |
headerCellFilter | ヘッダーセルに適用するフィルター |
maxWidth | 最大幅 |
minWidth | 最小幅 |
width | 幅 |
以下に、具体的な例もみてみましょう。
angular.module('myApp', [ 'ui.grid']) .controller('MyController', ['$scope', 'uiGridConstants', function($scope, uiGridConstants) { $scope.myGrid = { columnDefs: [ { field: 'cid', displayName: '商品コード', cellClass: 'strong', enableHiding: false }, { field: 'name', displayName: '商品名' }, { field: 'price', displayName: '価格', cellFilter: 'currency : "¥" :0' }, { field: 'from', displayName: '産地' }, { field: 'ship', displayName: '出荷日', cellFilter: 'date: "yyyy年MM月dd日"' } ], data: [ { cid: '1164', name: '幸水なし', price: 3240, from: '千葉県', ship: new Date(2015, 6, 28) }, ...中略... ] }; }]);
UI Gridでは、デフォルトで、列ヘッダー右端のをクリックし、表示されたメニューから[Hide Column]で列を非表示にできます。enableHidingパラメーターをfalseにした場合には、この選択ができなくなります。
cellFilterパラメーターでは、セル値に適用すべきフィルターを指定しています。利用できるフィルターについては、「AngularJS TIPS」などの記事を参照してください。
ソート機能を実装する
ソート機能を組み込んで、列タイトルをクリックすることで、該当列を昇順⇔降順に交互に並べ替えることができます。
angular.module('myApp', [ 'ui.grid']) .controller('MyController', ['$scope', 'uiGridConstants', function($scope, uiGridConstants) { $scope.myGrid = { enableSorting: true, columnDefs: [ { field: 'cid', displayName: '商品コード', cellClass: 'strong', enableHiding: false }, { field: 'name', displayName: '商品名', enableSorting: false }, ...中略... ], data: [ { cid: '1164', name: '幸水なし', price: 3240, from: '千葉県', ship: new Date(2015, 6, 28) }, ...中略... ] }; }]);
ソートを有効にするには、columnDefs/dataプロパティと同列に(便宜的に、グリッド全体に影響を及ぼすという意味で、グローバルパラメーターと呼びます)、enableSortingパラメーターにtrue(デフォルト)を設定します。
特定の列でのみソート機能を無効にするならば、columnDefsパラメーターの該当する列定義でenableSortingパラメーターをfalseに設定してください。この例では商品名列のソートを無効化しています。
ソート機能を有効にすると、列タイトルのクリックによって、該当列をキーにデータがソートされるようになります。また、各列タイトル右端のボタンをクリックすることで、[Sort Ascending][Sort Descending]を選択することもできます。