米GitHubは、9月14日(現地時間)にサンフランシスコで開催された第2回目となる「GitHub Universe」において、GitHubのさまざまな新機能を発表した。
新たに導入された「Projects」は、GitHubレポジトリの作業ディレクトリを管理するための機能で、プルリクエストからのカード作成、作成したカードのドラッグ&ドロップによる分類などに対応している。新規「Progects」タブでは、コード、イシュー、レポジトリ内のプルリクエストが同一レベルに置かれ、ワークフローカラムは名前の変更や並べ替えができる。
GitHubにおける共同作業の要となるコードレビュー機能では、コードの特定の行に対してレビューの投稿が可能になった。また、コメントや会話機能を使わずに、直接インラインコメントへ回答できるので、コードのそれぞれの行で複数の会話を作成可能となり、より充実したやり取りが実現する。
さらに、管理者はプロジェクトブランチにおいて、変更をマージする前にレビューを求められるようになっており、レビューを求められた場合は、変更のマージ前にリクエストをすべて承認しておく必要がある。
さまざまなツールをGitHubとシームレスに利用できるようにするための施策としては、APIの改良や、広範なコミュニティへの透明性の高いコラボレーションの提供、GitHubの将来的なロードマップの公開、GitHubエンジニアとの直接的な交流が可能なフォーラムの開設などを行っている。
このほか、データ可視化を支援するGitHub GraphQL APIの提供や、Organization管理者が全メンバーへ2因子認証を強制できる機能、プロフィールページにおける活動履歴の確認機能など、多彩な新機能が公開された。
【関連リンク】
・GitHub(英語)
・「GitHub Universe」(英語)
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