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【デブサミ2020夏】セッションレポート(AD)

実際の事例に学ぶ! Salesforceで実現するモダンなアジャイル開発とDX【デブサミ2020夏】

【B-3】現役開発者が語るSalesforceテクノロジーとデジタル・トランスフォーメーション

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既存の複雑なSalesforce組織でモダンなアジャイル開発をするためのコツ

 ある製造業におけるSalesforce組織の統合とSalesforce DXの活用の実例を紹介しよう。その企業はグローバル企業であったため、これまでは国内外に複数のSalesforce組織が存在しており、ライセンスや機能で重複が生じていた。そこで、全世界で統一を図ることにした。

 当初はSalesforce DXを活用し、パッケージ開発モデルを計画していた。しかし既存の組織にある依存関係があまりに複雑で、パッケージに分離することやScratch Orgへの一括移管ができず、手作業の移行でもエラーが多発した。

 最終的にはパッケージでのリリースは断念し、ソース形式でSandboxへリリースするように軌道修正した。製造と単体テストをSandboxで実施し、各テスト環境への配布をパッケージではなく、メタデータそのままで配布する形にした。

Salesforce DXによる各課題の解決

最終的なリリース形態

 この事例が示すように、複雑に入り組んだ既存環境ではSalesforce DXをフル活用したScratch Orgやパッケージ開発に移行しようとすると困難が生じることもある。とはいえ、「GitやSalesforce CLIでCI/CDを実現することは可能」とSalesforce カスタマーサクセス統括本部 プログラムアーキテクト・リード 神田貴博氏は言う。

 Salesforce デベロッパーエバンジェリスト 田中宏樹氏は情報を入手する機会としてオンライン学習ツール「Trailhead」、オンラインコミュニティ「Trailblazer Community」、オフラインコミュニティ「Salesforce Trailblazers Event」を挙げた。どれも会員登録が必要なものの、無料なのでぜひ活用したい。同氏はさらに、最後にこのように述べてセッションを締めた。

 「まだまだ新型コロナウィルスや自然災害の影響が続いております。Salesforceは皆さまと力を合わせて難局を乗り越えられるよう、新しい製品やサービスの提供を検討していきます。どうか皆さま、身の安全にお気を付けてお過ごしください。またビジネスや開発の場でお目にかかりましょう」

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