Eclipseでの初めてのコーディング~プログラムの実行方法まで解説
20年経ってもデファクトスタンダードIDEのEclipse入門 第2回
Javaアプリケーションの実行
リスト2のJavaのHelloWorldアプリケーションが完成したところで、実際に実行させてみましょう。
ソース保存でコンパイル済み
前回でも説明した通り、Javaアプリケーションの実行もEclipseで可能です。ただし、本来Javaアプリケーションを実行するためには、ソースコードをコンパイルした.classファイルが必要です。では、コンパイルはどのように行えばよいのでしょうか。
実は不要です。Eclipseは、ソースコードを保存した時点で、自動でコンパイルされ、所定のフォルダ(Javaプロジェクトではbinフォルダ内)に.classファイルが格納されるようになっています。Javaアプリケーションの実行時にも、この自動コンパイルされた.classファイルが利用されます。そのため、ソースコードはこまめに保存するようにしましょう。
ソースを右クリックしての実行が一番確実
さて、その実行方法についてです。これはいくつかありますが、一番確実な方法はパッケージエクスプローラーから実行したい.javaファイルを右クリック、あるいはエディタ領域に表示されているソースコードを右クリックして表示されるメニューから
[実行]>[Javaアプリケーション]
を選択することです(図18)。
すると、画面下部にコンソールビューが表示され、そこに標準出力として出力された「Hello World!」が表示されます。
実行ボタンと実行メニュー
Eclipseは、一度実行されたJavaアプリケーションを履歴として保持しており、直近に実行したJavaアプリケーションをもう一度実行したい場合は、ツールバーの
ボタン(実行ボタン)をクリックすることで実行できます。これは裏を返せば、新しいJavaアプリケーションを作成し、それを実行したい場合には通用しないということです。Eclipse初心者が陥る罠で、実行ボタンをいくらクリックしても、新しいアプリケーションが実行されないので、注意してください。この実行ボタンの横の▼をクリックすると、図20のメニューが表示されます。
「HelloWorld」という表記がメニューの初めに表示されています。これは、現在HelloWorldしか実行していないからであり、本来ならここに履歴として過去に実行したJavaアプリケーションが表示されます。それらを選択することで、再度実行することも可能です。同じことが、[実行]メニューから[ヒストリーの実行]を選択することで可能です(図21)。
このように、さまざまな実行方法をサポートすることで、Eclipseは効率よくアプリケーションを実行できるようになっています。
まとめ
今回は、プロジェクトの作成から、基本的なコーディング、アプリケーションの実行方法を紹介しました。次回は、今回の続きで、作成したプロジェクトの削除と復活方法のほか、デバッグ実行の方法も紹介していきます。
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WINGSプロジェクト 齊藤 新三(サイトウ シンゾウ)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook <個人紹介>WINGSプロジェクト所属のテクニカルライター。Web系製作会社のシステム部門、SI会社を経てフリーランスとして独立。屋号はSarva(サルヴァ)。HAL大阪の非常勤講師を兼務。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
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