SmartHRがアクセシビリティ向上に取り組む理由
社会の非合理を、ハックする。
SmartHRもアクセシビリティの向上に取り組んでいるのですが、その理由についてお話します。
我々は「社会の非合理を、ハックする。」をミッションに掲げています。これはSmartHRというサービスを開発するきっかけに由来するものです。
次に当社の代表の言葉を引用します。
自分が長期療養したとき、社会保険にとても助けられました。でも、妻の産休でその手続きの大変さを目にして、この分野の課題を解決するサービスを作ろうと決心。
SmartHRは行政サービスへアクセスするために必要な、複雑でわかりにくい手続き=現代に残された社会の非合理をハックし、行政サービスのアクセシビリティを高めるインターフェースとして開発されたとも言えるでしょう。
SmartHRを通じて、複雑な書式を持った紙を介さず、また出社しなくとも人事・労務に関する業務や手続きにアクセスすることができるようになりました。
いまみなさんがデザインしているインターフェースは、何にアクセスするためのものでしょうか。
働くすべての人を支える
また、SmartHRは「人事・労務の業務効率化と、働くすべての人の生産性向上を支える、『クラウド人事労務ソフト』」を自称しています。大切なのは、「働くすべての人を支える」という言葉です。
SmartHRのような業務アプリケーションは、業務に携わるすべての人が利用できる、ということに大きな意味を持ちます。仮になんらかの理由でSmartHRにアクセスできない人がいた場合、その人の労務に関する手続きは別の方法で行うことになるでしょう。それでは効率化からは程遠いシステムとなってしまうどころか、利用できない人にとってはまさに非合理を体験することになってしまいます。
「社会の非合理を、ハックする。」をミッションに掲げる我々が新たに非合理を生み出さないためにも、誰でもいつでもアクセスできるようにしなければなりません。
正直なところ、SmartHRは行政サービスや人事労務手続きへのアクセシビリティを高めることに成功していますが、まだ真にすべてのひとが利用できるレベルには至っていません。
すべての人の「働く」を支えるため、我々はアクセシビリティの向上に取り組んでいます。(参考:SmartHR ウェブアクセシビリティ方針)