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クラスメソッドとAWS、DXに向けた戦略的協業を発表、クラウド移行と内製化支援を加速

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 クラスメソッドは、Amazon Web Services(以下、米国AWS)と4年におよぶ戦略的協業契約を締結した。同社はこの協業によりITシステム内製化支援を中心とするサービス強化を図り、今後4年間で100億円規模の新規ビジネスの創出と社内外でのハイスキルAWSエンジニアの育成を目指す。

 経済産業省が2020年11月に発表した「デジタルガバナンス・コード」では、持続的な企業価値の向上のために、ITシステムとビジネスを一体的に捉えて戦略を描いていくことや、計画的なパフォーマンス向上を図ること、組織横断的にデジタル化に取り組むことが重要な点として挙げられている。一方、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2019年度アンケート調査によると、90%以上の企業がIT人材について質・量ともに不足していると回答しており、「自社にIT人材がいない」「技術力が足りない」「どの部分までを自社でやるべきか決めきれない」といった課題が顕在化している。

 同社は、これまでAWSプレミアコンサルティングパートナーとして、中堅・中小企業からグローバルに事業を展開する大企業、ソフトウェアベンダーまで、2600社以上の課題解決を支援してきた。今回の戦略的協業により、AWSと達成目標の共有を行うなど連携を深めることで、IT人材不足を補完するサービスを強化し、顧客企業の社内体制に応じたITシステム開発・運用の内製化や、クラウド技術を活用した新たな価値創造を支援する。これにより、あらゆる企業規模、地域でデジタルトランスフォーメーション(DX)によるビジネス変革を、次の3分野に焦点をあて、後押しする。

ITシステムのクラウド移行と移行後のシステム最適化へ向けた技術コンサルティングの強化

 拡張性や俊敏性などのクラウドの強みを最大限に生かしてビジネスを加速していくには、クラウド移行はもちろん、ITシステムをクラウドネイティブなアーキテクチャへ最適化していくことが必要。同社は、これまでさまざまな顧客に、コンサルティングやモダンアプリケーション開発などを通じて、システムのクラウド移行から最適化までの技術支援、およびエンジニア育成を支援してきた。今回の戦略的協業により、より多くの顧客に対してAWS移行と最適化を支援していく。

中堅・中小企業、地方向けAWS導入支援の強化

 ITシステムの運用体制や予算が不足しがちな中堅・中小企業、地方においては、事業内容に応じて適切なAWSサービスを選択・構成し、運用に関わる⼈件費も含めたトータルの運用コストの最適化が重要な課題となる。同社は、これまで多くの顧客にAWSのマネージドサービス利用による効率的な運用内製化を提案し、同時に運用コストの低減も支援してきた。また、コンサルティングメニューの⼀つとしてコスト最適化やセキュリティ、運用性などを診断するクラウド最適化アセスメントも提供している。ベストプラクティスにもとづくコスト最適化の実現により、顧客がAWS導入に積極的に取り組んで行けるよう支援していく。

国内ソフトウェアベンダーによるSaaS開発の支援

 AWSでのSaaS設計・構築における多くの知見を生かし、日本の独立系ソフトウェアベンダー(以下、ISV)との連携を進め、SaaSソリューションの開発・販売の支援を加速する。Consulting Partner Private Offerプログラムに登録されたコンサルティングパートナーとして、クラスメソッドは、ISVに開発段階での技術サポートを提供するだけでなく、顧客が簡単にサードパーティーのソフトウェアを検索、購入、デプロイ、管理できる厳選されたデジタルカタログであるAWS Marketplaceを通じて販売を支援する。

 同社は、上記の支援に向けて、高品質な技術支援を行えるハイスキルエンジニアの育成にさらに力を入れていく。具体的には、今後3年間で社員が保有するAWS認定資格数について、特定分野に関する高度なスキルと専門知識を認定する「Professional」「Specialty」資格を中心に800を上乗せする。加えて、顧客が手を動かす中で直面する課題にピンポイントでスピーディーな知見の提供を行うことで、理論だけではなく実践を通した現場での実績も積んでいく。

 クラスメソッドはAWSトレーニングパートナーでもあり、こうして培った知見を専任のトレーナーから顧客にも提供していく。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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